Perfect World (ページ35)

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時を遡ること数時間前ページ35

藤「…ザッと説明すると、こんな感じかな…」

さっきまでの事を手短に説明したものの

キスマイ「…」

まだ状況把握出来てない感じのメンバー

藤「心配かけて、本当…ごめん…」

俺の勝手な行動で

メンバーに心配かけてしまったのは事実

謝りながら頭を下げるが

誰一人反応はない

誰かなんか言ってー…

そう念を送っても

眉間にしわを寄せたままのイケメンが5人と

半沢直樹もどきが1人で(なんでやねんbyみや)

シーンとした空気が続く中

始めに口を開いたのは渉だった

横「じゃあ、…今の太輔の話をまとめると…」

横「スーパーに行く途中、海に寄り道したら、この兄弟に出会って…」

藤「…うん。」

横「その後、陽向君と遊んでたら、ポケットに入れてたはずのネックレスを落としてしまう。」

藤「…うん。」

横「それで、一緒に彼女が探してくれたけど、熱中症で倒れて寝てしまって。」

藤「…うん。」

横「家も病院の場所も分からない、彼女を起こすのも悪くて出来ない、どうしようもなくなった太輔は、とりあえず家に戻ることにした。」

藤「…うん。」

横「…で、今に至るってこと？」

藤「うん。だいたい、そんな感じかな…」