優しさのDNA ページ27
あれからどれくらいたったのだろうか…
もう何時間もの間探し続けている
探しても探しても
見つかる気配のないネックレス
彼女に
もう、探すの辞めようか。と
提案を持ちかけようと
試みたこともあったけど
かんかん照りの太陽の中
汗だくになって
真剣な眼差しで
中腰になって歩く彼女の姿を見ると
今更辞めようなんて言うのは
申し訳ない気待ちになった
その太陽も落ち始めた頃
陽「おはよお」
片手に折りたたみ傘を持ち
眠そうに目をこすりながらの
陽向君登場
藤「おはよう」
陽「おねえたん達、なにちてるのぉ?」
藤「うん?えーとね、探し物」
陽「…さがちものぉ?」
藤「うん。俺が、りんごの形の首につけるやつを落としちゃったんだ。それで、お姉ちゃんも探すの手伝ってくれてるの。」
陽「陽向もいっちょに探すぅー。」
そう言うと
俺の横にちょこんと座って
地面とにらめっこし始めた陽向君
藤「ありがとう。」
陽向君は
お姉ちゃんの優しさを
ちゃんと見て育ってるんだな
って心が温かくなった
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作者名:もも | 作成日時:2014年7月23日 23時