事件 ページ25
私「あ、あの…」
俺の落ち込んでる様子を察したのか
オロオロし始めた彼女
気使わせちゃってる…
アイドルってこと話しちゃおうかな…
藤「あぁ、ごめん、ごめん。気にしないでいいから。…俺は、藤ヶ谷太輔。」
私「…太輔さん…ですね。」
藤「…うん。」
俺の名前を一度呟いた彼女
Aちゃんの呼ぶ俺の名前
Aちゃんの声、好きだな…なんて思った
藤「…あのね、実は俺…Kis-My-Ft2っていうアイド…
自己紹介しようと口を開いたとたん
ある重要な事に気づいてしまう
…やっべえ
あいつらが待ってること…すっかり忘れてたわ…
まだ、スーパーにも行ってないし…
6対1で責められるのが目に見えてる…
私「…あの、どうかしたんですか…?」
真剣な表情で聞いてくれていた彼女
途中で止まった自己紹介に
心配そうな表情で俺を見つめてくる
藤「あ、いや、大丈夫……ただ、…電話しないといけないかも…ちょっと、ごめん。」
彼女に陽向君を託して
すかさず
Gパンのポッケに手を突っ込んだ俺
藤「…あれ?」
私「…?」
またもや事件発覚
藤「いや、ケータイはあるんだけど……ネックレスが無くって……ポッケに入れてたはずなんだけどな…」
ヤッベエ、どっかに落っことしたかな…
遊んでた時に
陽向君に当たると危ないと思って
外したんだよね…
一目惚れで買ったりんごのネックレス
お気に入りだったんだけどな…
私「どんなネックレスなんですか?」
藤「これくらいのりんごの形…」
藤「はぁ〜、マジか…」
落ち込む俺を
心配そうに見守っていた彼女が
口を開いた
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作者名:もも | 作成日時:2014年7月23日 23時