横顔 ページ23
はぁ〜、やべえ、超疲れた…
やっぱ小さい子はパワフルだわ…
あの後
結局1時間くらい遊んで
疲れて寝てしまった陽向君
もちろん
約束の 必殺!高いたかーい の進化系も
5回くらいはさせられましたわ
こんにゃろー
このおじちゃんに無理させやがって
なんて、腕の中で眠っている小悪魔に
心の中で文句を言うけど
いつの間にか
スヤスヤと
気持ち良さそうに寝息を立てている
まつ毛の長い天使君になっていて
自然と笑みが零れてしまう
陽向君を抱えて
彼女のところへ向かうと
砂浜のの真ん中に一つだけある
小さなベンチに座って
海をボーッと眺めていた
その横顔はとても哀しそうに見えて
話しかけようか少し踏みとどまったけど
俺が来たことに気づいた様子
藤「遊び疲れちゃったみたい…」
私「あはは、ありがとうございます。すみません…」
申し訳なさそうにそう笑うと
寝ている陽向君を
すぐに受け取ろうとする彼女
藤「いいよ、別に…それ、買い物してきたの?」
Aちゃんの横には
大量の食材が入っているであろうエコバック
私「い、いや、違います!ここにずっと置いてたまんまだったんです!…そんな…本当に…違いますから!」
誤解されたことにすごく動揺しているみたいで
すごくテンパって
しどろもどろになって話す彼女は
不覚にも面白いなと思ってしまった
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作者名:もも | 作成日時:2014年7月23日 23時