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ボール ページ17

藤「うわぁ…」






綺麗…






思ったとおり


少し歩くと


大きな海が広がっていて…





こんな海が


シェアハウスの近くにあるなんて知らなかったから


少しテンションがあがる




そんな俺もまた


ニカ達と同じで単純なのかもしれない





ちょっと寄って行こ…





メンバーが待ってることなんて


すっかり忘れて


少しスキップっぽい足取りで


迷わず海の方へと足を運んだ






藤「すぅー」






マスクを外しながら


優しい潮風が吹く中


思いきり深呼吸した





人も居なくて、聞こえるのは波の音だけ






気持ちいい…落ち着くわ…


やっぱ海はいいな…






ここ最近、ずっと仕事で


疲れが溜まっていた俺


目の前の波がそれを全部流してくれている


そんな感じがした…









どのくらいたったのだろうか…








その後も


ボーッと海辺で黄昏ていると







…ん?








小さな青いボールが転がってきて


ちょこんと足元に当たった




反射的に拾い上げると







男の子「あ、あのお…」







足元から小さな声がして


サングラスを外しながら目線を落とす



3歳ぐらいの男の子が


不安そうな表情で俺を見上げていた







ふふっ可愛いな…








思わず笑みがこぼれる



赤ちゃんモデルのようなクリクリの目で


女の子みたいな可愛い顔のその子








藤「はい、どうぞ。」








しゃがんでボールを渡してあげると








男の子「ありがとお!」








さっきの不安そうな表情なんて


感じさせないような


満面の無邪気な笑顔でそう言い


両手でボールを持って


風のように走って行ってしまった







やっぱ、子供は可愛いわ…








その様子に癒されて


ホッコリとした気持ちで


その子の走って行く姿を見ていると








私「すみません!…弟が…」









今度は背後から


誰かが走ってくる足音がして


後ろを振り返ると


大学生ぐらいの女の子の姿





特別目が大きいってわけじゃないんけど


綺麗な吸い込まれそうな感じの瞳が


印象的な彼女






少し茶のかかった


長いサラサラの髪をなびかせて


その目で


すまなそうに俺を見つめていたキミ









それが、俺とキミとの初めての出会いだった…

外国人 私side→←海?



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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太   
作品ジャンル:タレント
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作者名:もも | 作成日時:2014年7月23日 23時

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