太宰姉の征く!!文スト歩き!! Part6

ご無沙汰の糸ですね ページ7

志「ほう、多少は知恵があるようだな」


晶「ウチは探偵だよ訪客の目的位見抜けなくてどうするんだい?」


志「お宅の頭目は?」


晶「ｸｲｯ」


志「少し賢くなった探偵社に首領からの贈品さﾋﾟﾗｯ」


福「此れは・・組合の団員?」


志「奴等を餌で釣った場所や日時は把握済み、煮るなり焼くなり好きにしろ」


福「何?」
確かに組合の異能力者を待ち伏せる好機は珠玉・・


晶「成程、唆られる案だねけどもっと良い案があるよ」


晶「アンタの手足を削ぎ落としてから何企んでいるのか吐かせるってのはどうだい」


志「ﾊｧ名案だな・・・やってみろよ」


晶「賢治!」


賢「はーい」


ｶﾞｯ、ﾎﾞｺｯ線路の鉄を剥ぎ取って志賀に野球のバットの要領で振りかざす


賢「気をつけてくださーい!」


賢治によって鉄バットと化した線路は志賀に向かって接近するも・・・


志「動きが読み易すぎる」


ﾋｭﾝと音がした線路が真っ二つに斬れた後、賢治が何かの力で壁に叩きつけられる


志「!」


与謝野が志賀の背後に回り込み志賀目掛けて振り下ろす


晶賢「「!!」」


上にはトンネルの空中に浮かぶ様に仁王立ちする志賀がいた


目を凝らすと透明な糸が志賀の足元に複数蜘蛛の巣の様に張り巡らされている


晶「その異能・・・『糸使い』の志賀直哉だね」

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