火遁の術!水遁の術! ページ31
宇「見ず知らずの元忍びで人殺しの俺達をどうしてそこ迄親切にする?」
視線を鍋に戻す
『見ず知らずでも私は年下に弱くてねぇそれに君のお嫁ちゃん達可愛いじゃない』
宇「・・・」
『それに君が人殺し?って事は別に興味ない』
宇「!」
『過去は過去、今は今
過去の君がどうであれ今の君を私が気に入ったらな別にどうだって良い
それが理由だこれで充分かな?』
宇「人殺しだぞ?鬼と同じ事をやった下手したらそこらへんの鬼よりも多く人を殺した」
『知らないね、人を殺したんならそれ以上の人を救って償いをすれば良いじゃないか
嫌なら辞めてくれたって構わない、お嫁ちゃん達を預けて逃げても良い
お館様にはうまく誤魔化しておく
だから君は好きに生きれば良い』
できた生姜焼きと豚汁を器に移す
『まあ、最終的にどうするか決めるのは君達だゆっくり考えて決めると良い
ほら!お椀運べ!!』
一応うちの屋敷は日本家屋だけどフローリングがテーブルや椅子もある
現代っ子はこっちのほうがしっくり来るのよ
食卓は断然テーブル派だ
宇「え?」
『えじゃないよテーブルにお椀運んで』
嫁ちゃん3人が風呂から出てきたのはちょうど準備が出来た頃だった
『お風呂狭くなかった?』
雛「はい、気持ち良かったですそれにご飯まで・・・すみません明日は必ず作ります」
『気にするな気にするな!さっ食べよう』
須「え、ご飯って別々で食べるものじゃないんですか?」
ま「須磨!!」
忍びではそれが普通なのか?
成程、だから天元もえ?って言ったのか
『フッご飯は皆で食べるのが1番美味しいんだよ』
まあ4人共忍びだったから食べるのが速かったけど
雛「美味しい・・・この豚汁どうやって作ったんですか?」
『少し生姜を入れるんだよそうすると味に深みがでる今度3人で一緒に作ろっか』
雛「パァ」
可愛いなもう!!
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作者名:樹羅 | 作成日時:2022年12月22日 16時