宇髄Side ページ28
宇髄Side
嫁3人と里から逃げ出してきて、成り行きで鬼殺隊に入隊する事になった
入隊といっても藤襲山に飛び入り参加して生き延びただけなので呼吸は会得していない
その事を係りの人に伝えると大層驚かれた
すると目隠しをされて鬼殺隊のトップのお館様という人の元に連れて来られた
耀「良く来たね天元」
お館様は不思議な方だ声を聞いただけでとても落ち着く
同い年の筈なのに俺とは全く違う
元忍びで人殺しの俺に始めて嫁以外で優しく接してくれた
耀「天元は呼吸無しで最終選別を合格したね すごい才能だそこで提案なのだけど私から信頼できる育手を紹介するから鬼殺隊に入隊しないかい?」
宇「よろしいのですか?」
耀「天元が入隊してくれるとこちらとしても助かるし、君は奥さんと一緒に衣食住と忍びの刺客からの安全を得られる」
そんな事が可能なのか!?衣食住はともかく忍びからの刺客なんてあの糞親父の事だ精鋭を連れて来るに決まっている
耀「ｸｽ、気になるんだったらその育手を君自身で確かめると良いきっと気に入る筈だよ」
その言葉を信じてその育手とやらの腕を試させてもらった
しかしどうだ
『最近の若い子達は悪戯が過ぎるな』
『殺気がなかったので放置していましたが、といより元から仕組んでいたんでしょう?』
気配を完全に消して背後を取っていた筈なのに気付かれおまけに首筋に刀をあてられる始末
俺も割と本気で首を取りに行ったのに悪戯で済まされた・・・
それに忍びの気配は限りなくゼロに等しいそれなのに気付いていたとは・・・
耀「これで証明はできたかな?」
「はい、十分過ぎる程に」
俺は確信した
こいつはド派手な化け物だこいつなら嫁達を守れる
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作者名：樹羅 | 作成日時：2022年12月22日 16時
