検索窓
今日:2 hit、昨日:56 hit、合計:14,909 hit

ページ21

お見合いが終わってお開きになった


結果、あまねはOKしたらしい


結婚はめでたいんだろうけど友達同士は少し複雑な所もあるな・・・


耀「あ、そうだAは今夜から神籬さんの護衛で明日屋敷に戻って来てね」


『え?』


耀「話は向こうにも通してあるから今日は此処で泊まってね」


『え?でも今日は耀哉の護衛で来ていて・・・』


耀「それなら嗔寿郎に頼んだから大丈夫だよ」


ポカーンとしている私を放おって耀哉は煉獄殿と馬車で帰った


父「あの、客間にご案内します」


『すみません・・・』


父「いえ、娘を護衛していただくので当然です」


此処は藤の花が植えてあるから鬼が近寄ることはないと思うけどな


『かたじけない』


夜も更けて鬼が活動する時間になってきた


一応護衛として居るので寝るつもりはない


刀を抱えて壁にもたれ掛かって寝落ちないように素数を数える


1万桁まで数えた所で屋根上から軋む音が聞こえた


鬼か?


気配と足音を消して屋根上に飛び乗る


昔は木を経由しないと乗れなかったが・・・もう6年前だからな


刀を構えて何時でも飛び出せるように鯉口を切る


だが居たのは鬼ではなくあまねだった


『どうかなされましたか細君』


刀を収めるとパチンと音が鳴った


あ「!少し眠れなかったので」


『あまり夜風に当たりますと風邪をひいてしまいますよ』


あ「そうですね」


あ「・・・あの、私はあの方の家内としてやっていけますかね?」


『お館様はお優しい方です優しすぎて自身を傷つけてしまう
でも、あなたならあの方に寄り添って支えられますよ貴方もお優しくて強い方ですから』


そう言うとあまねは泣きそうな顔で手を伸ばしてきた


狐の面に手を掛けると若干震えた手で面を外した


あ「A!・・・」


『立派になって私ビックリだよ』


あ「ッ!」


『おっと』


あまねが飛び付いてきた


お見合いをしている時は大人っぽく見えたけどまだまだ子供だな

感動の再会ww→←胃液が・・・タラタラ流れている気がする←



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.2/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:樹羅 | 作成日時:2022年12月22日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。