キミ目線【灰羽リエーフ】 ページ3
「……っあー、首痛い」
「俺成長止まってないぜ！」
そうドヤ顔をした私の彼氏は多分音駒高校で一番背が高い。
具体的な数値を上げるならば194センチ。194。
大事なことだから2回言いました。
そして、私は1の位と10の位を入れ替えた149センチ。クラスの女子でも1，2を争うほど小さい。
せめてあと1センチあればなんて、そんなのとうの昔に諦めた。
そんな私と彼は、身長差45センチ。
『音駒1の凸凹カップル』とクラスメートからあだ名をつけられて、からかわれることも多い。
まあ私は身長差なんてそんなに気にはしないし、向こうもそうなんだけど。
なぜだか今、この私の部屋という見慣れた風景がアイツの目にはどんな風に見えているのか唐突に気になってうずうずしてきた。
しかもそんなタイミングでトイレに行きたいだなんてあいつが言い出すから、私はクローゼットの奥から段ボール箱を引っ張り出してきて、45センチ分積み上げる。
不安定だったけど、チビなんだからきっと体重も軽いさなんて自己暗示をかけて、よっと段ボールの上に乗った。
「……高っ、天井に手ぇ付きそう！」
もうずっと住んでいる私の部屋なのに、全然景色が違う！
予想をはるかに上回る高さだった。
とそのとき、トイレから帰ってきたらしいリエーフが、段ボールの上で興奮する私を見て何事かと目を丸くする。
「Aそれ、危ない!!」
「194センチ体感してたの！」
私が胸を張って笑うと、視線がばっちり合った。見上げてないのに！
「……ふーん、どう、俺の景色」
「私のと全然違う！」
目を輝かせる私に、リエーフもおおおと同じように目を輝かす。
その透き通ったグリーンが目の前にあることにちょっとだけ感動した。
それにしても、立ったままなのに首が痛くない。私が頬を緩ませると、リエーフが私の頬に手を添えた。
「目ー瞑って？」
「あいよ！」
そっと目を閉じる。ちゅっと小さなリップ音がして、唇に柔らかい感触。
私が噛みつくようにキスし返してやると、ぎゅっと抱きしめられた。
「……ヤバい、目線がいつもとちょっと違うからすっごいそそられるんだけど」
耳元でささやかれて、なんだか全身がぞわりと熱くなる。
鼓動がどんどん加速していって、全身が心臓になったみたいだ。
リエーフにもこのドキドキしてるの伝わっちゃってるかな、だったら恥ずかしいな、なんて考える。
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ちーな(プロフ) - りんさん» 初めまして！リクエストありがとうございます(* ´艸｀) 了解しました！激甘書くの大好きなので、もうバッチこいです！！(笑) しばらくお待ちください！ (2015年10月2日 23時) (
レス) id: 4ce6956417 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 初めまして！いきなりで申し訳ないのですが、リクエストでマッキーを書いて頂けないでしょうか？夢主ちゃん青城３年マネージャーで出来たら激甘で！シチュは部活終わりの部室で★をお願いしますm(__)m (2015年10月2日 22時) (レス) id: 6301628fee (このIDを非表示/違反報告)
ちーな(プロフ) - ういいいいいいさん» 了解しました！投票ありがとうございます！ (2015年9月28日 22時) (レス) id: 789c4624a5 (このIDを非表示/違反報告)
ういいいいいい - Cが見てみたいです! (2015年9月28日 21時) (レス) id: 6ab1e7d164 (このIDを非表示/違反報告)
ちーな(プロフ) - 文(ふみ)さん» 投票ありがとうございます！ (2015年9月26日 21時) (レス) id: 4ce6956417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作者ホームページ：
作成日時：2015年8月23日 20時
