タイミング【Aiba】 (ページ8)

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A『こんばん‥は』

和『なーに？俺が出迎えちゃ不満？』

A『不満じゃないですー』

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ちょっとね、目に入ったの。

可愛い靴が

奥の部屋からは雅紀さんの笑い声と合わせて高い声が聞こえてきた。

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和『行きましょう？』

A『‥‥はい』

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なんで雅紀さんの家なのに和さんが出迎えてくれたの？

そんなの簡単な話、

彼女に夢中でチャイム聞こえなかったんだろうね。

だって、ほら‥‥

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雅『あーっ、Aちゃん来てたんだぁ』

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雅紀さんの素直な言葉、地味に傷つく。
それは私が単純バカで余裕が無いから。

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和『お前、自分で呼んだんだろ！？』

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和さんの怒った声なんてドラマ以外では聞いたことなくて、私も言われた雅紀さんも彼女さんもビックリしていた。

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和『相葉さんさ、自分がしてることも気づいてないだろうけど勘違いで間違った方に踏み出してるよ？』

雅『‥どういう意味？』

和『さぁ、それは自分で気づかなきゃ意味ないと思うけど？』

雅『‥‥』

和『彼女が出来て嬉しい気持ちも分かります。ただ、惚気たいだけなら巻き込まないでください。行こう？A』

雅『‥ぇ‥‥』

A『え、あ‥はい。雅紀さん、彼女さんおめでとうございます』

和『Aっ！』

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和さんに腕を引かれて雅紀さんの家を出る。ふと振り向くと悲しそうな顔をした雅紀さんが見えた。

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