愛傷−それは愛した証− Daiki.A

§Twenty-five ページ25

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涼「え、マジ!?」

大「うん……成り行きで。」

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Aのことを仕事の空き時間に

涼介に話す。

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涼「けど、家にいてもなんか不安だな。」

大「まぁ、何かあったら連絡するようにとは言ってる。」

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ならないケータイはきっと、

Aが家にいる証拠……

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だよね?

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彼氏によって傷つけられていない証拠って

思っていいんだよね?

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涼「これから、大ちゃんはその子とどうするつもりなの?」

大「わかんない………けど、俺……守りたいんだ。」

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涼「守りたい……か。」

大「うん……」

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もう、好きな子が傷つくのは見たくない。

Aが傷つかないように俺が何としてでも……

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涼「にしても、大ちゃんだと小さなヒーローだね。」

大「うっせー……お前だって小さいだろ!」

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この時の俺は考えが甘かった。

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あれだけ傷つけられたから、

絶対俺の傍を離れない……

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そんな自信がどこかにあったんだ。

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付き合ってもないのに、

ただの元クラスメイトなのに……

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