愛傷−それは愛した証− Daiki.A

§Eleven ページ11

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Aのことは気にしつつ、

俺は無事、家に帰宅。

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マネージャーからケータイに明日の日程、

入り時間などが書かれているメールが来ていた。

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大「明日、早いんだ。」

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ケータイのアラームを朝6時にセットして、

俺はベッドに横になる。

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外はまだ大雨のようで、窓に雨が降りつけ、

ものすごい音が聞こえる。

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大「A、無事に帰れたのかな?」

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聞きたいけど、連絡先を知らない俺。

マンションは知ってるけど、さすがにこの時間帯に行くって……

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それに、翼とかいう彼氏の家に行く様子だったし。

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大「アイツら連絡先知ってるかも。」

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俺は遅いのを申し訳ないと思いつつ、

仲間にAの連絡先知ってたら教えてというメールを打った。

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すぐ鳴るケータイ。

メールしたのに電話がかかってきた。

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大「もしもし。」

「あ、大貴?」

大「悪いな遅くに……」

「いや、いいけど……Aの連絡先知ってるけどさ……」

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大「何?」

「いや、連絡しない方がいいよ。Aが傷つくから……」

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大「んだよ、それ。詳しく……」

「悪い、俺もう寝るから。あとで、連絡先だけメールで送るわ。」

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大「オイ!」

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一方的に切れた電話。

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カーテンを開くと、タイミング悪く雷が遠くの方で落ちた。

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大「悪い予感しかしないんだけど――――…」

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