5話 ページ7
ユウside
放課後、学園長に呼び出された僕とグリムは、嫌な予感がしながらも学園長室の扉をノックする。
学園長室に呼び出される時と言えば、面倒事を頼まれることくらいしかない。
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学「ということで、新しくオンボロ寮に寮生が増えるので、面倒を見てあげて下さいね！」
監「はあ…？」
学園長が言うには、オンボロ寮に幼い子供の面倒を見て欲しいということだった。
ｸﾞﾘﾑ「嫌なんだゾー！オレ様子供は嫌いだ！」
学「大丈夫ですよ！Aくんはとーってもいい子なので、そんなに手が掛からないかと！」
名前はAくんと言って、学園長の旧友のお子さんが、ナイトレイブンカレッジの見学に来るんだとか。
子供は嫌いじゃないけど、既にうちにはグリムという赤ん坊がいるしなあ…。
この先が不安でしかない。
監「そういえば、Aくんはどこに？」
当の本人がいない場で話していいことなのだろうか。
学「オンボロ寮ですよ。きっと今頃、貴方たちの帰りを待っていることでしょう。」
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数分前の学園長の言葉を思い出しては、聞き間違いだったかな、と疑う。
『だれだお前ら！ぼくの家にかってに入るな！』
白く切り揃えられた綺麗な髪に、ネイビーカラーの済んだ瞳。
そして全身ピンク色に統一された可愛らしい服装。
彼が学園長の言っていたAくんで間違い無いはずだが…。
彼は既に、オンボロ寮を私物化していた。
ｸﾞﾘﾑ「ここはオマエの家じゃないんだゾ！この家のボスはオレ様だ！！」
『うわ！！！ぼろぞうきんがしゃべった！！！』
ｸﾞﾘﾑ「誰がボロ雑巾じゃー！！！」
今にも火を吹きそうなグリムを、どうどうと宥める。
もうオンボロ寮が燃えるのはごめんかな。
監「えっとー…学園長から聞いてると思うけど、僕はここの監督生のユウで、こっちはグリムだよ。」
『ふーん……。』
まるで興味無さそうに飴をぺろぺろと舐めるAくん。
ｸﾞﾘﾑ「グリム様と呼べ！！」
『ごはんは？』
グリムを完全に無視して、急に僕にご飯をせびってきた。
わあ、僕よりNRCに染まってる…。
監「まだ予定よりちょっと早いけど、ご飯食べちゃおっか。Aくんは何が好き？」
『いちごー。』
監「うーん…それはご飯には出来ないかなあ……。」
骨が折れそうだな…。
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さにかん(プロフ) - なんだろ…僕の男主くんと絶対に合わないやつじゃん… (7月24日 13時) (
レス) @page9 id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - すんごい生意気だけど、そこがとっても可愛い♡すごく好き♡ (7月22日 14時) (レス) @page9 id: 720da0f6e1 (このIDを非表示/違反報告)
RIKI(プロフ) - 待ってwww男主クソガキすぎるwwwww、、、、、ところで男主よ、私と一緒に来ないか、、？？(おまわりさーん) (7月22日 3時) (レス) @page9 id: 885fa31fbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トマトマヨトマメトマト | 作成日時：2023年7月18日 3時
