1%の恋〔最終巻〕

458「愛で繋がる夜」藤ヶ谷side ページ23

藤ヶ谷side

ー 藤ヶ谷宅 ー



A「／／んっ…あぁ…、、／／」




何時間も何時間も…

…時間を忘れる程 愛しあって…






(藤ヶ谷)「A…、愛してる…」






A「／／うん…、私も…大好き…／／」




Aの甘い声に愛の言葉を何度も何度も囁いた…。




………




…




…






(藤ヶ谷)「痛くなかった…？」






A「／／うん…、大丈夫…／／…」




…抱きしめて、Aの髪を撫でた。




…






(藤ヶ谷)「寒くない？

服…着ようか…？」






A「うん…、もうちょっとだけ…、…こうしてたい…。」




…甘えてくる Aが愛おしくて、

ぎゅって抱きしめ、

腕枕した。




………




…






A「あのね…、藤ヶ谷さん……、、

華さんって…分かりますか…？」






(藤ヶ谷)「うん、分かるよ。

衣装、作ってもらった事もあるし、

Aも…、大阪の展覧会で…、、」




…そう言うと、Aは ぽつぽつと…、、華さんのことを話し出した。




…




華さんが、Aのバイト先であるチョコレート専門店に買いに来てくれて、

デザインを評価してくれたって事…。




そして、




NYで一緒に働かないか？という…オファーの件も…。




………






(藤ヶ谷)「Aは、どうしたい？」






A「私は………。」




…俺の腕の中で、

眉を下げ、困り顔を見せる。






(藤ヶ谷)「俺は、行ってもいいと思うな！」




俺は、Aから話しを聞かされても動揺一つしなかった。






A「えっ…、、

でも、NYですよ…、、。

車で行き来できる所じゃ無いんですよ、、」




そんな俺とは対照的に焦り出す A…。






(藤ヶ谷)「あはは(笑)

分かってるよ、NY…遠いよな…。」






A「そうですよね！

遠過ぎですよね！

ようやく、ようやく、またお付き合いできる事になったんだし、、

やっぱりNY行きは…」




……




案の定だった…。




Aが踏み出せない理由…、




それは、

俺との関係だ、って…。




…






(藤ヶ谷)「大丈夫だよ、A…。」




もう俺は無敵だ。




少し前のようなヤワな心意気なんかじゃない。




Aとウワベだけじゃない、

深いところで繋がっているって…、

自信がある。




……

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