1%の恋〔9〕 (ページ27)

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412「正々堂々の勝負」玉森side ページ27

玉森side

A「／玉森さんっ！！。。。。

／私、どうしよ…。。。。。。」

俺がそこまで話すと、Aは虚脱から一気に覚めたようで、

スプーンを勢いよくおぼんに置くと、目に涙をいっぱいに浮かべる …。

ようやく事の事態が分かったって感じで…。

…

A「。。私。。

。。藤ヶ谷さんとユイが何かあるんじゃないかって…、、

2人は付き合ってるって…、

そう…ずっと思って。。。

ユイの言葉ばっかり信じて。。。

藤ヶ谷さんにヒドイ事を。。。。。。

私。。私。。。

。。どうしたら……。。。

本当。。どうしたらいいんだろう。。。…」

言いようの無い後悔が込み上げていた。

……、、

(玉森)「A…、それは自分で考えなよ。

Aの恋なんだし、

Aがどうしたいか決めな…。」

…………

俺は、

Aに全てを話した。

自分にとって、不利になる事も。

不利になるって、分かっていながらも。

…、、

……………

ズルイ事を言ってしまえば、この事を話さずに自分の内だけに留めておく事だってできた。

なぜなら、

俺は、Aが好きだし、

付き合いたい…、

自分の方へ向いて欲しい…、

それが一番の望みなんだからね。

だから、有利に事を運ぶには言わないのが当然の路。

…

だけど、

俺は全てを打ち明ける路を選んだ。

そういうズルイ奴になりたくなかったから。

正々堂々、気持ちを伝えて、勝負したかったから。

真実を全て伝えた上で、

知ってもらった上で、

それでも、Aに自分と一緒になる人生を選んでもらいたいから。

…

だから、気持ちを伝える前にマストで話しておきたかったんだ。

空気が重くなろうとも…。

ー1%の恋ー