387「確信に触れた三角関係」藤ヶ谷side ページ2
藤ヶ谷side
俺は、押さえていた苛立ちの堰が切れ、
感情がドッと溢れ出し、
止まらなくなってきて…
(藤ヶ谷)「玉から華さんを紹介してもらったんじゃないの?」
A「/えっ…、、」
(藤ヶ谷)「ユイがうちに来たあの日、
絵画教室に忘れ物したって言って家を飛び出して、
深夜遅くまで…、誰といた?」
A「/…それは…、、」
(藤ヶ谷)「玉と一緒に過ごしてたんじゃないの?」
…
…腹の底に湧いた感情は止まる事無く膨らみ始め…
(藤ヶ谷)「アップルパイも…」
A「/…」
(藤ヶ谷)「この家探しも、
バイト先探しも…」
A「/…」
(藤ヶ谷)「全部、玉でしょ?」
気がつくと、俺の心は、じんじんと音を立てて湧き上がっていた。
(藤ヶ谷)「A…、
玉のことが好き…?」
A「/……、、」
(藤ヶ谷)「付き合ってるの…?」
A「/そ、そんな訳……、、」
(藤ヶ谷)「俺との家を出たのは…、それが理由?」
…情けない程に嫉妬の感情が剥き出しになれば…
A「やめてください/!、、
私、玉森さんとは何でもありません!」
いつも穏やかな A、
だけど苛立ちの気持ちが声となって表れ…
A「確かに大阪の展覧会で華さんを紹介してくれたのは玉森さんです/
このアパートも、
バイト先も、
探してくれたのは玉森さんです/!
いつも私が辛くなると、どこからともなく現れて、
助けてくれて…、
すごく感謝してます/、、」
(藤ヶ谷)「/、、」
A「/でも、だからって、、
/玉森さんとは何でもありません!!/
/へんな風に誤解しないでください!!」
……
…やっぱり、、
やっぱり…、、
玉か…。
…………
俺は、ようやく確信に触れたという思いと、
やぶれかぶれの捨て鉢のような思いに駆られれば…
A「そういう藤ヶ谷さんは、どうですか!?」
(藤ヶ谷)「?」
A「…ユイと。」
…
ユイ??
何の事だ??
A「お付き合いされてるんですよね?/」
(藤ヶ谷)「っ??」
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作者名:りんこ | 作成日時:2021年8月29日 0時