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116「良かったね…」玉森side ページ16

玉森side



羨望と嫉妬に満ちた感情のまま夜は更け…




リビングにあるL字型のソファーに別々に横になって寝た。






(玉森)「ねぇ…、まだ起きてる?」






A「うん。」




部屋の電気は もう消しているから、互いの顔は窺い知れ無い。









俺は、妬ける気持ちを胸に…






(玉森)「ねぇ、A…」






A「ん?」




…思い切って切り出す事にした。






(玉森)「ガヤとさ…」






A「うん。」






(玉森)「…どうなったの?」






A「、、どうなった…って…、、?」






(玉森)「/だから…、付き合ったのかな…って。」




…それを聞く俺の声には緊張の響きが混ざって止まなかった。




……






A「うん…、…付き合ってくれたんだ…。

お付き合い…してます…。」






(玉森)「/そっ…そっかぁ…」




/俺は気圧されたかのように息を飲み込んだ…。









意外だった訳じゃないけど、




想定の範囲内だったけど、









/だけど、




Aの口から その言葉を聞いた瞬間…




心臓が激しく動悸して…




/がっちり打ち込まれたような…そんな気がした…。




/、






(玉森)「…良かったね…。」




……、、、




俺は、横になりながら しばらく天井を見上げた。




…、、




…………………




……



俺は今、Aといる。




Aは、ガヤの彼女になったんだ…。




ガヤの彼女になっちゃったんだ…。




……、、




こうして家に泊めてるなんて…、ガヤが知ったら どう思うかな…?




……、、




俺が逆の立場だったら絶対にイヤで。




妬いて、妬いて…仕方ない自分がいるだろうし…、、。




……、、




そんな事をポツリ…ポツリと考えれば、

ぼぉ…とガヤの顔が浮かんできた。




身体のずっと奥の方から心臓の鼓動がコトっコトって鈍い音を立て、




手足がいやに重くて…




口の中なんて カラカラで…。




……、、、






(玉森)「…あのさっ、

Aはさっ…、、

どこからが…、、浮気…って考える派?…」




こんな質問、かんしゃく玉を噛み砕いたような話しだけど、、






(玉森)「/…俺、無理矢理 泊めちゃったからさ……、、

今さら…だけどさ、

A…大丈夫かなって、、。

俺と泊まりとかさ…。

……、、

ガヤと付き合ってるならさ…。」




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設定タグ:藤ヶ谷太輔 , 玉森裕太 , Kis-My-Ft2   
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作者名:りんこ | 作成日時:2020年10月31日 1時

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