6「宿題」 ページ6
(ユイ)「玉ちゃ〜ん！
待ってー！
もう帰るのー？！」
(玉森)「ごめん、電話！」
飲み会も時間的に終盤…といった頃、
玉という人がスマホ片手に席を立ち、
私達のいる個室を出て行く。
そんな私は、そろそろ帰りたかった。
このバタバタっとした隙を利用して、
スっと この場を抜けようと考え、
背もたれに置いていたカバンを握りしめた。
……
(藤ヶ谷)「えっ？帰るの？」
でも、それは、隣に座る藤ヶ谷さんにすぐに悟られ、
声を掛けられ、、
A「今日は、ありがとうございました。
お先に失礼します。」
丁重にお礼、
いや、お詫びしたいぐらい…、、
せっかくの飲み会、こんな私が隣で すみません…と。
…
そして座席を立ち上がろうとすると…
(藤ヶ谷)「いやっ、こちらこそ…、今日は ありがとうね。
一緒に飲めて嬉しかったです。」
A「／／いえ…、、こちらこそ…、、／／」
�犂鬚靴�った�瓩世覆鵑董拭拭�
こんなの社交辞令だって分かっていても、
その気遣いに綻ぶ口元…／／
顔面の赤面／／
A「／／／」
(藤ヶ谷)「タクシー呼ぶよ、待ってて。」
これ以上にない紳士っぷりで、
席を立ち上がろうとする藤ヶ谷さん。
A「／いえっ、どうぞ このままで。
電車、まだありますので。
それに、途中下車して寄りたい所もあるんです。
なので、うん、はい…。」
�犂鵑蠅燭そ雖瓠∨榲�は そんな所なんて無い。
だけど、これ以上 私なんかの為に…、、。
(藤ヶ谷)「あのさっ、宿題 出してもいい？」
A「えっ？？
宿題？？」
突然の事に言ってる意味が分からず、
目をパチクリさせれば…
(藤ヶ谷)「次回までに、俺のなまえ！覚えてきてね。
あっ！�爐気鶚畍討咾蓮▲ぅ笋世福�
何て呼びたいか考えてきてね。」
A「／／はっ、はい…、、」
……
私は、鞄を胸に抱えるように持ち、
心臓バクバクな中、その場を後にした。
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作者名：りんこ | 作成日時：2020年8月1日 2時
