34「ダッシュ」 ページ34
(藤ヶ谷)「実はさっ、もう始まっちゃってるんだ！」
どうやら、駐車場で色々話しているうちに お目当ての映画は始まってしまっているようで…、、。
／、、、
そのまま2人で映画館が入るモールの中をダッシュで走り行き…
A「えぇっ？！、、あっ、あのっ！、、」
(藤ヶ谷)「大丈夫！もう事前に座席は取ってあるんだっ。」
A「／いえっ、そうじゃなくてっ／、
この手…のまま…」
さっきまでの駐車場と違って、ここは映画館の他にもレストランなどが入る建物の中／、、
明るい／
このまま手なんて繋いでいたら…
藤ヶ谷さんのことが、、
こんな私といることが、、
周りのみんなに…
A「／／バレちゃいます／、、」
(藤ヶ谷)「いいじゃん。
やってみないと分からないしっ。」
A「／？？えっ？！、、」
意外と大胆？！、、w
？？、、
私達は、そのままエレベーターに乗り込んだ。
／／、、、
幸い、乗り合いはいなく…。
、、
そんな私は、このダッシュは勿論のこと、胸のドキドキと…ハラハラで完全に息が上がっていた。
(藤ヶ谷)「Aとなら、バレちゃっても全然いいなっ。」
そう…息つく暇無く、藤ヶ谷さん…。
もう映画館のフロアとなる9階に着くであろう中、私は藤ヶ谷さんを見上げた。
A「／／…」
すると、私の眼差しに応えてくれるかのように藤ヶ谷さんも照れながら微笑む。
(藤ヶ谷)「手繋いで、久々にダッシュしたよ。
Aといると楽しいなっ。」
A「／／／」
それを言う藤ヶ谷さんは子供みたいな信頼に満ちた笑顔で…
あまりに綺麗で、私は赤面が止まらなくなっていた。
(藤ヶ谷)「あっ、着いた、着いた。行こうかっ。
楽しみだね。」
A「／／はい…とても／／」
まるで、初恋のカッコイイ先生にお花をあげて、にっこりとお礼を言われて赤くなった幼稚園児みたいに…私の頬は染まっていた。
ー 1%の恋 ー
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作者名：りんこ | 作成日時：2020年8月1日 2時
