23「イートイン」 ページ23
仕方なく、店内のイートインスペースに一緒に腰掛けた。
…、、
もう味なんて よく分からなかった。
ソワソワと落ち着かず。
早く食べて、ここを出よう！…
…それしか考えられず。
……
店内には10席程だろうか…
座席があり、閉店間際の時間帯とあり、客人は疎らだった。
だけど、その人達が みんな こちらを見ているような気がして、、、、／
／、、、、、
(玉森)「気になる？」
A「、、それゃー、気になりますよ！」
私達は向かい合わせで座った。
私においては顔も上げずに黙々と食べた。
周りの視線が気になって仕方なかった。
(玉森)「Aちゃん、インドアっぽいもんね。」
A「？！」
(玉森)「休みの日とか ずっとお家派でしょ？！
あっ、こういうの久々で緊張してる？！」
／って！！それってさー、
A「／もうっ！
失礼過ぎですからっ！
／私だって流行りとか、、
／えっと、それこそ休日なんて友達と食べ歩きしたり、、
渋谷だって表参道だって行くし。
まぁ…こちらのお店は初めてですが、先週は友達とカキ氷のお店に行ったり、、
、、、、
／とにかくっ！
こういうのっ、よくやってますから！」
、、
／って…、、嘘です'''''
、、
今、思いっきり嘘つきました'''''''
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図星ですww
、、
／って、今は そんな事は関係なくてーー
、、、
／私が こうして周りをキョロキョロと挙動不審なのはーー、
A「玉森さんは、気にならないんですか？」
(玉森)「ん？」
そう質問しても、一顧だにしない、そんな表情を向けてくる。
A「／さっきも家で言いましたけど…、
玉森さんは芸能人で、何万人という女子からの人気者でアイドルなんですよ…、
こんな私とは関わらない方がいいですから。
だから、こうやって一緒に行動したり食べたりとか…」
(玉森)「別にいいじゃん。
食べたいから来てるんだし、
一緒にいたいからいるんだし。」
私の意見は、キッパリと押し切られた。
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作者名：りんこ | 作成日時：2020年8月1日 2時
