18話 ページ20
────万次郎、手紙読んだかな。
さっきイザナに外出許可を貰って、一瞬元の家に帰ってきちゃった。
売り物件になってたけど…。
でも思ったより近くて安心した。
…万次郎がお兄ちゃんか。
私的に、万次郎はお兄ちゃんより弟って感じするんだよなあ…。
ていうか、エマさんは女の子だよね、多分。
会ってみたいな。
帰ったら、イザナに聞いてみよ!
そんなことを考えてる内に気がついたら家に着いていた。
『ただいま!』
今までは返事が返ってくることは無かったけど、
イザナ「おかえり、A!」
今はイザナがいる。
そんな小さなことでも嬉しくて、私は胸がぽかぽかした。
『あ、ね、イザナ、エマさんってどういう人なの?』
私はさっき気になっていたことを思い出して、イザナに尋ねた。
するとイザナは私に紫色の瞳を向けて言った。
イザナ「エマは…Aの姉、なのかな…?妹?あんま分からないけど…俺の義妹だ」
『…そうなんだ…』
エマ。
前、真一郎くんや万次郎くんに聞いたことがある名前。
“エマは俺の妹だ!”
“エマに会いてえの?”
たしか、万次郎にそう言われたっけ。
でも、私はそのころ人見知りだったから会おうとしなかったんだよな。
…会っておけば、良かったなあ。
きっと可愛いだろうな。
────────────私と違って。
白髪なんかじゃなくて、目の色も綺麗なんだろうな…。
私は自分の髪の毛を触る。
表情がくもった私に気づいたのか、イザナは私に整った顔を近づけて言った。
イザナ「Aは世界一可愛いよ。白髪も目の色も俺とおそろいだし、まつ毛も長いし。そんな気にしなくて大丈夫だ」
『…お兄ちゃん…』
たしかにイザナの容姿は整っている。
白髪の髪も、紫色に輝く目も、イザナをもっとかっこよく見せる材料となっていて、
────────人の目を奪うかっこよさだ。
『…ありがとう』
私がニコッと笑うと、イザナも満足そうに「うん、」と微笑んだ。
イザナ「エマも、外国人ってからかわれる時があったらしいから、Aと仲良くなれると思うよ!」
────え、
『エマさんも…?』
私がイザナを見つめると、目の前の兄は私を安心させるように頷いた。
イザナ「明日、エマと会う?」
『────え』
エマさんと…!?
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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めろん。 - 朝はパンよりご飯派さん» ありがとうございますっ!!続編も不定期ですが頑張って更新するので楽しみにしてて下さい! (2021年10月11日 20時) (レス) id: 7ecd344a3e (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - まだまだ見たいなー (2021年10月11日 2時) (レス) @page50 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
めろん。 - 愛海さん» そなんですか!笑可愛いですね!ありがとうございまふ! (2021年9月28日 7時) (レス) id: 7ecd344a3e (このIDを非表示/違反報告)
愛海(プロフ) - めろん。さん» ご、誤字が…!ふ、じゃなくて、す、で打ったつもりやったんです…!!恥ずかしい…、、続編嬉しーでふ!勿論応援してます! (2021年9月28日 2時) (レス) id: 6af5459261 (このIDを非表示/違反報告)
めろん。 - 雪さん» コメントありがとうございます!!優しくてお気遣いまで…嬉しいです!!続編書くので、是非これからもよろしくお願いします! (2021年9月27日 19時) (レス) id: 7ecd344a3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろん。 | 作成日時:2021年9月9日 23時