兄に連れられ兄の友人の家に行ったらイケメンがいてビビった ２

精神的苦痛 ページ7

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武「オレで良ければ、話聞きますよ？」
　『武道くん、だっけ？キミは優しいね、本当に、似てる』






　あまりにも心配すぎて声をかけると、

　少し瞳を伏せたAさん


　その顔が綺麗でつい見惚れる







　『圭介くんは、マイキーくんにとって凄く重要で大切な人なの』
武「マイキーくんからも聞きました」
　『で、私にとっても大切な子、だから絶対死なせたくない、』







　爪が食い込むくらい手を握りしめるAさんには、強い意志を感じた







武「あの、なんであの場所にいたんですか？」
　『暇だったから行ったら、刺されてるの見ちゃって、気づいたらあそこで圭介くんの事怒ってた』
武「へ、へぇ‥」
　『武道くんは、マイキーくんのことどう思う？』
武「どうって？」
　『私は、いつか壊れちゃうように思う。あの子は脆いから、すぐ崩れちゃう』
武「はい…？」
　『だから、一緒にいてあげて、』







　この言葉の意味はわからない、



　マイキーくんが脆い、？

　でも確かに、場地くんが芭流覇羅に行ったときのマイキーくんの目は、動揺と不安で揺れていた



　そう考えると、それは正しい





真「A！」
　『真一郎くん、？！』
真「急いで店閉めて来た！ケースケは？」
　『まだわかんない…』
真「そっか」





　
　走ってきたイケメンは、オレをじっと見た






真「マンジローから話は聞いてる、タケミっち、だよな？」
武「はい、」
真「マンジローいっつも楽しそうなんだよ、ソレがお前のおかげなら、ありがとな」
武「いやっ、オレは何も！」
真「あと、オレが来るまでAと話してくれてありがとな」
武「え、なんで」
真「多分、オマエが来なかったら塞ぎきってたと思うから」
　『ちょっ、そんな事無いよ？！』
真「ケースケが起きるまで強がるだろ、？」
　『うっ、そんなことないもん‥』
真「だから、タケミっち、ありがとう」







　スッと頭を下げる真一郎くん


　オレはなんも大したことしてないのに、感謝をされた


　きっと普通はこんなことじゃ頭なんて下げない





　マイキーくんがカッコイイと思うのもわかる



　てかむしろなんでこんなカッコイイのにモテなかったんだ、？






先「少し良いでしょうか」
真「はい」
先「現在手術をしていた少年ですが＿＿」






　まさか、失敗、？！





先「一命は取り留めました、手術は成功です、ですが意識が戻るのは遅くなるかもしれません」






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