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王様ゲーム3 番外編 ページ46

「「『王様誰だ!』」」


つ「あ!私だ!」




バランス良く皆に王様が回っていた。このまま行けば次は僕か総二郎だななんて考えていたその時、つくしが命令を出す。




つ「じゃあ、1番の膝の上に5番が乗って、6番は1番に後ろからハグ!!」


美「うおっ、初3人出しじゃん!てか俺、1〜!」


『あ、僕5番だ。あきらのお膝の上失礼しま〜す!』



類「……俺、6」




そう言って僕はあきらの膝の上に座って、類はあきらを後ろから抱きしめた。




つ「…………なんか、やっぱり子連れ感滲み出てる」


司「ジジイじゃねぇか!あきら〜〜!!」


美「司!ジジイって言うな!」


総「…………」




・ ・ ・




ついに5ターン目に突入




「「『王様誰だ!』」」


司「おっ、またこの俺様じゃねぇか!!!」




皆は長いぞ長いぞと身構える、僕は遠くにあった菓子をまた近くに寄せようとした時




司「よし、3番が4番の首にチューだ!!!!」




隣に座る総二郎は飲んでいた紅茶を吹き出し、噎せた




『わっ総二郎、大丈夫?』


総「わりぃ」




僕は総二郎の背中をさする。その時総二郎の持っていた割り箸に書かれている数が見えた「3」




美「もしかしてもしかして3番、A!?」


『ううん、違うよ。僕4番だもん』


総「は!!?」


つ「あれ、てことはまさか!西門さんが3番!?」




僕は総二郎に言う




『総二郎、当たれて嬉しい?』


総「なわけねぇよ。子供じゃねぇんだから!」


『ふふっ、そっか』




皆はキャーだとかって騒ぐ中、類だけは一人違うところを見て優雅に紅茶を飲んでいた。




『総二郎、いいよ』


総「ん」




一瞬、ほんの一瞬のキスで済むと思っていた僕。何故か中々離れない総二郎、そしてチクリと痛む首元




『っん、痛』


総「…………ん、コレ隠すなよ」




べっと舌を出して見せた総二郎




司「総二郎!そういうのはホテルでって、俺様が命令したのか……」


美「キスマ付けるのは中々やるな〜!総二郎!!」


つ「〜〜やっぱりプレイボーイ!!!!」




僕は赤くなった顔を隠すようにして、まだ床にペタンと座り込んだまま動けなかった。

首元にゆっくりと手を這わせる。




『…………っ』




熱かったんだ、とっても。




ーーーーーーーーーー




王様ゲーム番外編 fin




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By.もりのくま

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作者名:もりのくまさん | 作成日時:2022年1月6日 9時

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