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No.36 ページ5

なんとか類の家から引っ張り出してきたって西門さんから連絡があって、指定されたカフェに私は向かった。




つ「っA!!!!!」


『…………つくし?』


つ「ずっと、ずっとずっと待ってたのに、馬鹿!!!」




私は泣きながらAに抱きつく
周りのお客の視線なんかもう、どうだって良かった。




つ「っA、痩せた?ご飯ちゃんと食べてたの!?」


『…………』


総「Aのヤツ、もう三四日食ってねぇよ。だからなんか食べたいもん頼めっつってたとこ」


美「でもAちゃん、元から少食だし今もお腹空いてないんだよな〜?」


『うん』




その瞬間、私はAの隣に座って右手を真上に上げた




総「は?」


美「え?」


『…………たたき?』


つ「ぶふっ!!!!!」




私は「はえたたき」に一瞬吹いたが、すぐまた真顔かつ冷静を取り戻す。そしてこう一言。




つ「注文お願いします!!!!!!」




ーーーーーーーーーー




テーブルの上にこれほどかってくらいに並ぶ料理達を見て隣に座るAは青ざめるわ、西門さんに怒られるわ……




総「おま、馬鹿野郎!!!ここは自分でレジん所まで行って頼むヤツなんだよ!!」


つ「な、分かってるわよ!!」


総「分かってたならそうしろ!!!」


つ「だって………」


『総二郎、その辺にしてあげて?つくしも、僕の事思って頼んでくれ「ぐぅぅぅぅ〜〜」』




店中にお腹の音が響く




『………ふふっ』




私の隣に座っていたAは、小さく笑う。その前に座る二人は私の方をジッと見る。

私はというと、顔に熱が集まっていた。




総「腹減ってたのかよ!!!」


美「ははっ、すっげぇ音〜〜!」(笑


つ「な、し、仕方ないじゃない!!お昼ご飯食べれなかったのよ……」




あの生意気な道明寺と極悪非道の三人衆のせいで!!!!
なんか思い出したらまた腹立ってくる。私は目の前にあったスパゲッティに食らいついた。




『………つくし、そんなに急がなくてもまだまだあるよ?』


つ「わひゃってりゅ!!!!」


『ん?』


つ「……ん、おかわり!!!!」


『はやっ』


総「自分で頼みに行け馬鹿」




ふん!西門さんの辛口には負けないんだから!!!




つ「美作さん、おかわり!!!」


美「いや、出てるヤツ先食べて!?」

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作者名:もりのくまさん | 作成日時:2022年1月6日 9時

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