No.63 ページ32
�眥�side
ーーーーーーーーーー
道明寺家 ...
さっきまで学校にいたのにいきなり、総二郎の車に乗せられて司の家に連れ込まれた。
『総二郎、あきら、学校行かないのっ？』
総「それどころじゃねぇんだよ」
美「司がだいぶヤバい」
『えっ、司が？』
僕は全く理解できないまま、二人に連れられ司の部屋へとやってきた。
『司、どうしたの？』
司「…………」
『何かあったの、司』
そう聞いても、何も答えてくれない司
どんな顔をしているかも僕には分からないから、下手に声を掛けにくい。
総「朝、司が中々迎えにこねぇから俺とあきらで司ん家来てみたら、ずっとあんな感じでよ」
美「俺らだとすぐ喧嘩になるから、Aちゃん呼んだって訳」
総「Aになら話すかな〜って思ったけど、やっぱ無理か」
『………』
僕は見えない司の背中をただ、見つめた。
その時、この悪い空気感漂う司の部屋にやってきた来客
それは牧野つくしと、三条桜子だった。
・ ・ ・
総二郎とあきら曰く、机の上に置かれた沢山の写真達は男の人とつくしが一緒に寝ている写真らしい
僕は全く見えないけど、写真を一枚手に取って眺めていた。
総「こりゃすげぇな…」
『…………』
美「はぁ、すごい」
総「何が凄いってこの姿でも全然そそらない牧野が凄い」
美「何考えてんだろうな。この男」
総「チャレンジ精神でしょ！図鑑に乗ってないキノコを食ってみよう！」
その瞬間、パタパタと足音が近づいてきて、総二郎の手にあった写真をつくしが奪い取った。
『………総二郎のばか』
総二郎も流石に言いすぎ。
つ「道明寺、私この男の人と何にもしてないよ。信じて！」
司「こんな写真があって何を信じろってんだよ」
つ「私だって分かんないよ！なんでこんなもんがあんのか！」
司「コイツとホテルに行ったからあるんだろ！！」
つ「だから！！行くも何も気づいたらここに居て！あ、いや、そうじゃなくて、だから、つまり…」
桜「道明寺さん！！！」
つくしと司の言い合いする中に、聞いた事ない声がして僕は首を傾げた。
桜「つくしちゃんの事、信じてあげてください……
そりゃ、つくしちゃんがこの男の人とホテルの部屋に二人っきりだったのは事実です。写真があるんだから。
でも、何か理由があるに決まって「うるせぇ！！！」」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もりのくまさん | 作成日時：2022年1月6日 9時
