天使と呼ばれる弱視の子#2【花より男子】 (ページ26)

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No.57 ページ26

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髙塚side

全員がお風呂に入ったのを確認し、二人には席に着くよう言った。

総「それで、牧野つくしがどうしたんだよ」

『そうなの。実はつくしと僕一緒にクラブに行ってたの』

総・美「「マジ！？」」

『うん』

美「え、あの牧野つくしだろ？Aから誘ったの？」

僕は首を横に振る

『むしろ、つくしに誘われた』

総「マジかよ。アイツもよくやるな司がいるってのに」

美「でもよ、俺らが行った時に牧野居なかったよな？」

『僕がちょっと席外した間につくしがね、居なくなったの。だから多分、男の人に着いてったのきっと……』

総「それのどこに裸で出てくる程、焦る必要があんの？」

僕は総二郎の足を蹴る

総「いてっ！！」

『裸じゃない！！！』

美「でもAちゃん、クラブってお持ち帰りまでがセットだよ。まっ大丈夫だって、あの牧野つくしにムラつく男なんかいないいない！！」

総「それを言うなら司くらいだろ～」

二人して笑いだす

『二人とも、つくしを悪く言うのヤダ』

総「別に悪く言ってるつもりはねぇよ。まぁ明日確かめてみりゃいいじゃん。な？」

美「ま、司にはバレないようにしないとね」

『じゃあ、これは僕と総二郎とあきら三人だけの秘密だから。言っちゃダメだよ』

二人はなんだかんだ頷いてくれた。ただ二人とも口が軽いから少しだけ不安。

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次の日 ...

『絶対、秘密だからね二人とも』

総「分かってるって、な？あきら！」

美「Aちゃんとの約束ならもちろん！守るよ」

F5ラウンジに集められた僕と総二郎とあきら。司はまだ学校に来ていないつくしを呼んでくると言って、席を立ってから多分30分くらいだろうか、到着したらしい。

山「F5とランチ？」

鮎「羨ましい……」

浅「許せない、絶対に許せない！！！」

階段を上がってくる司とつくし。席に着いたつくしの前には沢山置かれた料理達

きっと司が用意させたのだろう

司「食え」

つ「い、いいよ」

司「普段、ろくなもん食ってねぇんだろ？遠慮すんな」

僕は手前にあったグラスを持って一口飲む

つ「あ、ほら、アタシお弁当あるし……本っ当いいから」

司「男に恥かかせんじゃねぇよ！」

総「あ、そう言えば昨日どこ行ってた？」

つ「えっ！？」

僕は慌てて総二郎の足を踏む