No.40 ページ9
つ「あのねぇ、いきなり人を殴るのはどうかと思うんだけど……」
司「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて痛かったってな！」
つ「は？それは何、ギャグで言ってんの？」
降りてきたエレベーターに乗り込む
司「つぅかここのケーキ、ほんとにうめぇのか？俺のベロは相当肥えてんぞ」
つ「ベロって、もしかして日本語弱い系？」
司「日本語に強いも弱いもねぇだろうが！言葉なんだから」
つ「……馬鹿なんだ」
エレベーターの扉が閉まる。それから問題に気づくまで時間は掛からなかった。
なぜならボタンが反応しないから
つ「あれ、点かないな……」
司「おいおいおいおい、壊れてんじゃねぇのか！」
その瞬間、ドンッと大きな音がした上エレベーター内が大きく揺れた。二人して、嫌な予感がする。
つ「きゃ！！！！！！……っへ？嘘……」
司「嘘だろ……」
エレベーターが、止まってしまったのだ。どれだけ叫んでも暴れても、反応無し。
司「助け呼ぶか」
つ「はっ、だね」
鞄から携帯を取りだした、が。互いに圏外。救いまで失ってしまった私達は最後の手段、外から出る作戦！！！
も、上手くは行かず。しかも道明寺が熱を出して動けなくなった。
つ「……ま、いっか」
鞄の中には鎮痛剤しかないけど、飲まないよりマシだよね！！！
つ「口開けて！」
司「……え？なんだよ」
つ「ほら、薬！！！」
司「医者が調合した薬じゃねぇ「黙って言うこと聞いて！！！」」
私は道明寺に薬と水を飲ませる。次いでに寒い寒いって震えるから私の上着とマフラーを着せる
司「……お前、寒くねぇのかよ」
つ「貧乏人は寒さに慣れてるから大丈夫。私は雑草のつくしだから」
それから赤札を貼った事、謝られたがそんなの許す訳ないって。でも何故かこの状況が可笑しくって。
ただ最悪の事態に逃れる事も出来ず、そのまま二人で朝を迎えてしまった。
次の日 ...
ーーーーーーーーーー
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美「Aちゃ〜ん！おは！」
『あきらおはよ〜』
僕の一日はあきらの朝のハグから、これはもう昔っから変わらない。
総「お「おはよう！！！！！！！！！」」
『ん？』
総「………は？」
司「いや〜、今日はいい天気だな！！」
司は腰に手を当てて、空を見ていた。
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2022年1月6日 9時
