No.34 ページ3
総「司」
あきらが司に、リンゴをつきだす
美「ほら」
司「っ、類！！！！！」
司は振り返った類に、リンゴを投げ渡した
類はそのリンゴを見て、微笑む
・ ・ ・
類が乗ってる飛行機が飛ぶのを、皆で眺める
つ「ばいばい、花沢類」
司「類！！！！！頑張れよ類！！！！
気をつけてな類〜〜〜！！！」
ひたすら類の名前を叫ぶ司を見てつくしは、自然と笑みがこぼれた。
ーーーーーーーーーー
その日の夜 ...
「類お坊ちゃまからも聞いておりますよ、"もし来たら自由に使ってくれていい"と。
では何かありましたらいつでも、お申し付けくださいませ」
『ありがとう』
いつもだったら、窓際で本を読んでいるかヴァイオリンを弾いてるかのどっちかだったのに今は。
今はもう、類自体がここにいない。
『…………』
またいつか、会える事くらい分かってるのに。今の寂しさが、僕にとっては大きくて大きくて、大きすぎるよ。
『〜〜〜っ、るぃっ………』
呼んだって返事が無いことも、泣いたってその涙を拭ってくれる事も無いこと、全部全部分かってる。
でも、それでも
今だけは一人、類を想って泣く自分でいさせて。
ーーーーーーーーーー
次の日 ...
浅「類さん居なくなって可哀想〜」
鮎「静香さんももう戻って来ないだろうし、花沢さん居なくなってから�眥様佑盂惺四茲討覆い掘�」
山「椿さんもロスに帰ったらしいし？貧乏人の味方は誰も居なくなってしまいましたとさ」
「「「あはははは！！！！」」」
その瞬間、私は机を叩いて立ち上がる
つ「文句あるなら掛かってきなよ！いつでも相手してやるっつーの！！！」
浅「そんなに強がらなくても……きゃっ！！！
いやん、道明寺様のお手が肩に触れ「うるせぇんだよブス！！！！！」」
浅「酷いっ！！！」
「「百合子〜〜！！！」」
道明寺と目が合う私
つ「っ、何よ」
道明寺まで机を一発叩いて、身を乗り出した
司「………おっとっと、急がば回れと。」
つ「え？え？」
道明寺が私の周りを一周する
司「日曜、恵比寿ガーデンプレイス時計広場、一時」
それだけ言って、嵐のように消えていく道明寺
私はびっくりしてそのまま立ちっぱなし。
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2022年1月6日 9時
