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いいたいこと ページ4

司「で、おまえだれだよ
たかつかのおんぞうしとか、ふざけたこといいやがって」




いきなりの事で、受け身も取れぬまま
"ぼく"は身体を床に打ち付けられた




?「つかさ、やめろよ
おんなにてぇだすのはひきょうなんじゃねぇの」




『………っ』




?「からだおこせる?
ごめんね、つかさはこんらんしてるだけだから」

司「こんらんなんかしてねぇよ、あきら!!!
てか、そうじろうじゃまだ!どけよ!」




また、この高い靴の音が近づいてきて
次は何をされるのか身構えていると、いきなり




頬に痛みが走る




あきら「つかさ!!!!」

総二郎「ばかじゃねぇの!!!?」




この時、"ぼく"は道明寺司に殴られたのだと
理解した




司「はっ、やりかえしてこいよ」




"ぼく"が立ち上がろうとした、その瞬間




?「なんで、にしださんがそとにいるの
なかにいれてあげ…………」




よく、聞いたことがある声がした
"ぼく"の大好きだった、声




司「るい」




・ ・ ・




『るい』

『るーいっ!』




・ ・ ・




『………るぃ、』




類「………ねぇ、そのこに、なにしてるの
そのこに、なにしたの」




"ぼく"は見えない視界の中を歩き出す
ただ、聞こえた声だけを頼りに




類「………っ、」

『……る、いは、どこ、?』

類「ここだよ、A」




ぐいっと引き寄せられると、"ぼく"の身体は人身の
温もりに包み込まれる




あきら「まって、まったくじょうきょうがりかいできない」

総二郎「るい、そのことしりあいなのかよ」

類「………そのことについては、あとではなすよ
それよりも」




"ぼく"は類の身体にしがみつく




類「つかさ、Aになにしたの」

司「殴った」




殴ったと聞いた時
類の、ぼくを抱きしめる力が増したのが分かった




類「つかさ、つぎまたAをきづつけたら
おれがゆるさない」




"ぼく"は類に背中を押されながら
近くにあった椅子へと、誘導させられる




類「…………ほっぺ、あかくなってる
おれ、ひやすものもらってくるから、まってて」




"ぼく"は類の服を必死に掴む



その瞬間、溢れ出た涙を拭う事もせず
ただただ伝える




『………っ、ぃかないで』




自分でも惨めだと、思った




類「あわないあいだに、ずいぶんかわいくなったね
わかった、そばにいるよ」

ぶっきらぼうな優しさ→←ぼくの存在価値



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トラ吉(プロフ) - flowerさん» ありがとうございます。総二郎ですね!一候補として頑張ってみます。 (2022年1月9日 12時) (レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - こんにちは!いつも楽しく読ませて貰っています。流れ的には花沢類が書きやすいと思いますが総二郎落ちにして欲しいです! (2022年1月6日 10時) (レス) id: 8781bf96ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もりのくまさん | 作成日時:2021年9月23日 9時

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