No.11 ページ29
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バイト先 ...
私は大福を頬張りながらフランスとの時差について、ペラペラと本のページを捲った。
優「時差ねぇ」
つ「うん、日本とフランスの時差……
んっ、あったあああ!!!!!」
口の中に入っていた大福を飲み込み、優紀に伝える
つ「8時間だって!!!ふふ、明日教えてあげよっと」
優「なんか嬉しそ〜!」
つ「……なに」
優「だってその人もF5の一員なんでしょ?赤札貼るような酷い人じゃない」
つ「赤札貼るのは多分、道明寺が元凶なんだよ!!花沢類は、そうゆうの好きじゃないと思う。」
私は花沢類に助けられたあの瞬間が頭に浮かんだ。
優「でも、辞めさせないならそれって、同罪じゃない?」
つ「同罪ってことも無いと思うけど……」
次はあの非常階段で高塚Aに言われた「ごめん」が頭に浮かんでしまった。
優「なんで庇うの?」
つ「べつに!!」
優「どんな人なわけ?」
つ「……それがさ、何考えてんのかさっぱりだし、ちょっと冷たい感じがするっていうか、あっでもたまに笑うと子供みたいで、足もモデルみたいに長くって、目だってビー玉みたいに綺麗だし、穢れを知らないっていうかあ、でもやっぱり冷たいのかも……」
優「つまり好きなんだ?」
つ「っ、優紀だってどうなのよ!この間ナンパされた人」
優「あ〜」
つ「何よその顔」
優「えへへ、」
つ「まさか……」
優「しちゃった」
女将・つ「「えええ!!!!!」」
それから女将さんの長い長い過去の体験話を聞かされて何処か少し大人の女になれた様ななれなかった様な気がした。
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高塚家 ...
篠原「お帰りなさいませ、お嬢様」
「「「お帰りなさいませ、お嬢様」」」
いつもより盛大な歓迎ですぐに察する、あの人が帰ってきている事を、僕の大っ嫌いな血の繋がらない母が。
篠原「お嬢様、奥様がお呼びでございます」
『分かった、いつもありがとう』
篠原「いえ、これが仕事ですので」
使いの篠原から、伝言を受け取った。僕は自分の部屋に戻り鞄だけ置いて、僕を待っているあの人の元へと向かった。
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トラ吉(プロフ) - flowerさん» ありがとうございます。総二郎ですね!一候補として頑張ってみます。 (2022年1月9日 12時) (レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - こんにちは!いつも楽しく読ませて貰っています。流れ的には花沢類が書きやすいと思いますが総二郎落ちにして欲しいです! (2022年1月6日 10時) (レス) id: 8781bf96ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もりのくまさん | 作成日時:2021年9月23日 9時