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No.10 ページ28

次の日 ...
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カフェのガラスにでかでかと赤字で書かれた「牧野つくし 中絶5回 男好きの超淫乱」とやらの嘘っぱち。それ見てケラケラと笑う生徒にも腹が立って私はまた、いつもの場所に向かう。




・ ・ ・




つ「っ、なんなのよアイツら!!!!あったまきた!!

………つぅか私は、処.女だっつぅのー!!!!!」




私は言ったそばから直ぐにふりかえって、あの二人が居ないかを確認する。良かった居なかったなんて、安心したのもつかの間




類「……ふーん、処.女なんだ」




花沢類は微笑んで私を見る。なんなのさ、この人!!



つ「っ、笑わないで、下さい」


類「……フランスとの時差って、わかる?」


つ「………へ?」


類「時差」


つ「し、知りません」


類「そう」




隣を横目で覗き込めば、花沢類が頬笑んでいた。
私はその時何故か何故だか、胸がときめく感じがした。




・ ・ ・
牧野side




あれから、花沢類が出ていってすぐまた現れたもう一人。




『牧野』


つ「きゃ!!……っい、居たなら言ってよ!!」




階段に長い足を伸ばして座っているこの人は、あのF5の一人である高塚A。あいっかわらず綺麗な顔でムカつく!




『ねぇ牧野』


つ「無視かい!」


『類の事、好き?』


つ「……な、ば、バッカじゃないの!!?そんなわけないから、本当、違うし!!!!」


『挙動不審』


つ「う、うるさいなぁ!!!!」


『応援してあげようと思ったのに』


つ「……え?」




私は思いもよらない言葉にびっくりして、言葉が詰まる。
あの高塚Aが応援するって?誰を?……私を!?




『ねぇ、してほしい?』


つ「い、いらないし!!余計なお世話よ!!」




私のこの言い方は無かったかもしれない、分かってるつもりなのに弁解もせず、高塚Aを背に非常階段を飛び出した。その瞬間、高塚Aの腕の中で泣いたあの日の光景がフラッシュバックする、腕本当に細かった。

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トラ吉(プロフ) - flowerさん» ありがとうございます。総二郎ですね!一候補として頑張ってみます。 (2022年1月9日 12時) (レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - こんにちは!いつも楽しく読ませて貰っています。流れ的には花沢類が書きやすいと思いますが総二郎落ちにして欲しいです! (2022年1月6日 10時) (レス) id: 8781bf96ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もりのくまさん | 作成日時:2021年9月23日 9時

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