ありがとう ページ17
『しずか、おふろありがとぅ、!』
類「きもちよかったね」
『うんっ』
あきら「そうじろうのやつ、Aちゃんのはだかみれねぇとかいって、ずっとかおあかくしててさ」(笑
司「そうそう、まっ、おれさまはAとふろで"エビフライ"したけどな!!」
僕と類は顔を見合わせた
"" エビフライ ""??
総二郎「あきらおまえ、いうなよ!!
つぅか、エビフライってなんだよ」
司「エビフライはエビフライだろうが」
あきら「"バタフライ"だろ、しかもあれバタフライじゃなくてただのクロールだし」
司「っ、どっちでもいいんだよ!!んなこと!!」
司の言い間違えにはあえて口を出さない僕と類
今日は流れで静香のお家に泊まることになった僕達
さっき入ったお風呂で身体はポカポカだ
静香「まっ、とにかく喜んでもらえて良かった!!
……ねぇ、食事までもう少し時間があるの
良ければ、私にもっとAの事教えて?」
僕は思わず口が空いた
『へ、』
類「Aのこと、?」
静香「やっぱり知りたいじゃない、お友達だったら」
僕は「友達」という言葉に思わず笑みが零れる
『っうん、ぼくもしりたいっ』
静香「〜〜〜っうれしい、じゃあみんないきましょ!!」
僕は静香に手を引かれ、6人は別の部屋へと移動
入るとフローラルフルーティノートの香りが漂っていて
『ん、いいにおい……』
静香「あ、きっとシャネルの香水ね
私、チャンスオータンドゥルっていうシャネルの香水が一番好きでよく付けるのよ」
香水を付ける女性の方が、僕は覚えやすい
ーーーーーーーーーー
あれから
僕が重度の弱視であること
高塚家は代々、女の子の家系だったこと
類とは、生まれた頃からの仲だということ
僕が出来る全ての事を話す
すると、何処からか啜り泣く音
静香「っご、めんなさい、おもわず、っ…｡」
僕は慌てて持っていたハンカチを手渡すって
渡した瞬間に気づいた
『ぁ、つかさの………』
司「べつにいい」
静香「ふふ、ありがとぅっ、」
静香はそのハンカチで涙を拭い、ゆっくりと僕に近づいて
優しく優しく、抱きしめた
『しず、か、?』
静香「A、生まれてきてくれてありがとうね」
『…っ、』
静香「私、話を聞いてる時から一番に言いたかったの
後、生きててくれてありがとう」
僕も思わず涙が溢れた
口には出してこなかったけど、ずっと
僕はこの世に居るべき人間じゃないって思っていた 。
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トラ吉(プロフ) - flowerさん» ありがとうございます。総二郎ですね！一候補として頑張ってみます。 (2022年1月9日 12時) (
レス) id: 4acc2e7d81 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませて貰っています。流れ的には花沢類が書きやすいと思いますが総二郎落ちにして欲しいです！ (2022年1月6日 10時) (レス) id: 8781bf96ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりのくまさん | 作成日時：2021年9月23日 9時
