私が好きなのはあくまで“アイドル”の五条悟であって、“本物”の五条悟ではない。 (ページ5)

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変態ストーカーページ5

夏油side

五条「はぁーーーつかれた…」

夏油「おつかれだね」

ライブが終わり悟は相当疲れたようでソファと同化していた

五条「…なぁ、傑」

夏油「なんだい？」

五条「…………てた、、、」

夏油「え？」

五条「Aちゃんが来てた！！！めっちゃかわいいんだけど、うちわに“愛してる！”って書いてたんだけど、いやいやいやいや、俺も愛してるわ、前前前世からAを探してたわ愛してたわ馬鹿野郎」

虎悠「五条さんいきなり元気になったじゃん」

釘崎「普通にきもい」

ひどい言われようだね、悟
でもごめんね、私も野薔薇と同意見だ

この男、五条悟はある女性を相手とすると変態ストーカーと成り下がるのである

いや確かに私もAちゃんをみたことはあるが、普通に可愛い子だった

それはわかる

だがこの悟の有り様には頭を抱える

五条「はぁーーーーーーーーーなんっであんなに可愛いんだよ…クソッ、ライブに来るんじゃなくて俺のとこに来いよっ…」

釘崎「何その少女漫画みたいなベタなセリフ」

虎悠「五条さんって普段はかっこいいのにAちゃんのことになるとポンコツになるよね」

伏黒「これほどまでにめんどくせぇ五条さんはいねぇぞ」

虎宿「っふ、最強とやらほざいてる奴が酷い有り様だな」

五条「悠仁、恵、普通に気付く。宿灘、お前はだまれ」

虎宿「っは、本当のことを言ったまでだ」

五条「あ″ぁ″？」

あー、もうやめてくれ

私達はこれ以上悟の情けない姿を見たくないよ

泣きそうだ

家入「五条、口調戻ってるぞ」

釘崎「そのAちゃんとやらに話しかけたらいいじゃない」

夏油「それがどうやら悟は本命になると童貞になるみたいでね、Aちゃんの家も電話番号も学校も家族構成も把握してるくせにいざ会うとなるとへっぽこになるんだよね」

釘崎「いや待て、今さらっとすごいこと言わなかったか？」

伏黒「こういうのは頭を突っ込まないほうがいいぞ、面倒くさいことになるからな」

虎宿「人気アイドルがストーカーか、」

虎悠「ごめん、ちょっと引いた」

夏油「まだいいほうだよ。いつもAちゃんが何時にどこへいったかも把握してる。悟の携帯を見てみるといいよ、Aちゃんの写真展を開けるぐらいには写真があるよ」

釘崎「うっわぁ………」引

虎悠「それはさすがに…」引

伏黒「夢にでてきそうだ…」引

虎宿「……………………ほう、」引

4人はこれほどかというほど悟に向かって冷たい視線を浴びせていた

私と硝子はもう慣れてしまったからね

心の中でキモイよなと思うぐらいさ