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誰か、いる。

この山には、父さんと私の二人しかいないはずなのに。


「父さん…?」


父さんのすぐそばには刀を構えた人がいて。

そして父さんの頚が斬られていた。


「なん、で…」


父さんの身体は炭のように崩れていく。

それと一緒に、弱くて優しい波動を感じた。

だけどその波動は、もう感じない。

それは父さんが死んだ、ということを意味していた。


「おまえ……」


刀を持った人に声をかけられる。

その顔を見たとたん、言いようのない憎しみに襲われた。

こいつが殺したんだ、父さんを。


狄佑辰討いΔ里呂諭⇒イ靴て、綺麗なんだ


こいつが人なの?

無表情で父さんの頸を切り落とした、こいつが?

……全然優しくなんかない。


「おまえはなんだ? その気配……」


気配?

私は父さんと母さんの子供で、父さんは鬼で、母さんは人で…。


「…なんで」


目頭が熱くなる。

頬を水滴が伝っている感触がして、私は泣いているんだと認識する。


「父さんを、なんで殺したの!?」


かすれた声を張り上げて抗議する。

そいつは、しばらく思案するように私を見ていたが、私なんかじゃ追いつけないような速度で戸から出た。


足を動かし、追いかけようとするのに、私の足が私のものでなくなったように動かせない。

それでも駄目だ、足を動かさなければ。

……父さんの仇を、取らなければ。


戸から出て、そいつを追いかけたが、もう山の下の方にいた。

でも、覚えた。

あいつの顔、あいつの波動。


「絶対に仇を討ってやる!」


_


鴉の指令は、ある山のふもとで人を襲っている鬼を倒せ、とのことだった。

その鬼は大して強くもなかったようで簡単に倒せたが、冨岡義勇は一つの気配に気が付いた。

山の上の方から鬼の気配がしたのだ。


その気配は強く感じる、というほどのものでもなかったが、鬼の根城になっているかもしれないと考え、山を登った。

そこには木造りの家があり、中に入ってみると案の定、鬼がいた。

でもその鬼は、義勇に襲い掛かるどころか、諦めたように笑って見せた。

だが、その鬼の頚を切ることに躊躇いはなかった。

あの少女が現れるまでは。


爐覆鵑如帖帖I磴気鵑髻△覆鵑濃Δ靴燭痢?


その少女は、鬼を猊磴気鶚瓩噺討鵑澄

おまけに気配も、人とも、鬼とも違う気配がした。

真偽も確認できないのに、殺すわけにはいかなかった。


あの少女のことは忘れられないだろう。

冨岡義勇は小さくため息をついた。

一章_人里→←序章_山奥の暮らし



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千々(プロフ) - かたつむり。(?)さん» 笑笑。コメントありがとー! 最後が爛福辞甓晋里縫タカナ、笑 (1月21日 17時) (レス) id: a6aff5c4e4 (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり。(?)(プロフ) - わー、すっごく面白いナー!続きが気になるナー!頑張って下さいナー!笑笑 (1月19日 21時) (レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千々 | 作成日時:2020年1月19日 15時

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