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紫耀side
「よしっ…！」
今日は俺以外のメンバーはお仕事の為家にはいない。
病み上がりだとは言え、体力には自信があるほうだし
今まで看病してて、風邪を貰ったことは1度もない(はず)
だから大丈夫！
と最後まで心配してくれてた岸くんに伝えて
岸くんを玄関先で見送って
気合いを入れるために服をまくった。
といってもまだ熱がある廉くんは
和室に敷いてある布団の中で熟睡中。
そういや、お熱朝測ってなかったな。
その事を思い出して、眠ってる廉を起こさないように
非接触型の体温計をおでこにかざしてみると
「わ、変わらず高いな…39.8℃か」
40℃台から抜け出せただけよかったかな。
廉は一度高熱になると、中々下がらないからね。
ゆっくりでも下がってくれたらいい方だよ。
＊
＊
暫く廉の隣に座って様子を見ながら仕事の資料を読んでたんだけど
廉がもぞもぞし始めてることに気づいて
資料から目を離して廉の方を見ると
高熱の所為でトロンとした目となんとなく視線がぶつかる。
「れん、おはよ〜。よくおっ気出来たね」
廉「んぅ…ふぇっ…涙」
「しんどいね。俺が居るからね〜」
しんどすぎて、泣いてしまった廉を
優しくそっと抱き上げてブランケットを身体に掛けてあげながら
俺の胸に凭れかかるようにして
シクシク泣きながらしんどさに耐えてる廉の背中を摩ってあげる。
＊
＊
「れん、えんえんしてたらもっとしんどくなっちゃうから、おしまいにしよ？」
廉「ふぇぇ…涙」
「うんうん。しんどいよね」
しんどくて寝きやむことは難しいよな。
座って抱っこしてたのを、立ち上がって
抱っこ紐に入れてあげて、タオルケットを体に巻き付けて
家の中をゆったりと歩いて廉を落ち着かせようと試みる。
暫く頑張ってると、落ち着いた様子の廉。
「れん、アイスかゼリー食べない？」
廉「……あいしゅ…」
「うん。いいよ。どのアイスがいいかなー？」
寒くないように、冷凍庫といつもより距離を取って
廉にどれがいいのか選ばせると
バニラアイスを指さした。
「これ？」
その問いかけに小さく頷いてくれたから
食べる分だけお皿に出して、廉が俺の胸に顔を埋めたすきに
薬をこの中に忍ばせて、和室に戻った。
「廉、あーん」
廉「ぁ…」
しんどいから、小さな口だけど食欲が少しでもある事が嬉しかった。
小さな口にアイスを運べば
冷たさが気持ちいのか表情が少し和らいだ。
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黒瀬優花(プロフ) - あかころさん» あかころさん、こんばんは。読んでくださってとっても嬉しいです！！リクエストを頂いてからお応えするまで凄く時間がかかってしまっていたので…待っていてくださりありがとうございます。こちらこそ、遅くなりますがリクエストも近々募集するので宜しくお願い致します (2023年3月8日 20時) (
レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
あかころ(プロフ) - こんばんは！完結したお話をリクエストさせて頂いたものです。ずっと楽しみに待っていたのですごく読むのが楽しみでした！寝起きのちびれんくんが可愛かったです^ ^これからもずっと読ませていただきます〜♪またよろしくお願いします^_^ (2023年3月8日 19時) (レス) @page49 id: 160f05ff27 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ユミさん» ユミさん、初めまして。岸さんは名前の通り優しすぎる子ですよね…私も大体岸くんはこのポジションが多めになってしまってます、笑岸くんのお陰で廉くんが幼児化しても笑顔で入れてるよ〜と思いながら私も書いてます。今年もちびれんくんを見守って下さると嬉しいです (2023年1月3日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、こんばんは。お正月編part2読んでくださりありがとうございます^^アナフィラキシーのお話しの終わりが微妙だなぁと思ってたので繋げたらいいんじゃない？と思いつき繋げてみました。これからもちびれんくんをよろしくお願いします♪ (2023年1月3日 18時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - 優しい岸くんだから自分を責めたりしないかなと心配しながら読んでいたら、やっぱり〜(涙)と。でも、いつも岸くんが工夫しながら美味しいご飯を作ってくれるから廉くんは笑顔でいられるんだよ！と思いながら読んでました。これからも楽しみにしてます。 (2023年1月3日 17時) (レス) @page44 id: a3ebf6f40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年9月30日 21時
