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忠義サイド
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ふとんにはいってねるとき、あしたがくるのがイヤになる。
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やっときょうがおわったばっかりなのに、またあした。
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…裕にいちゃんにあしたも会わないといけない。
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裕兄ちゃんがおむかえにきだしてから毎日
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なげとばされたり、けられたり…
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なんかいもなんかいも、にいちゃんたちに言おうとおもった。
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でも、いえなかった。
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そういえば、裕にいちゃんはおかしなところがあるんや。
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きのうもそうやった…
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きのう、ゆうにいちゃんは、ぼくが返事をせえへんかったって怒ってた。
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ぼくはしたつもりやったのに…
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それで、つきとばされた。
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そしたら、壁におもいっきりぶつかっちゃって…
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忠「イテッ…」
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背中がジンジン痛い。
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痛くて動けなかった。
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裕「おい、ちょっと背中見せてみろ」
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僕の服をめくった。
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裕「うわ…痣ができてる…」
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そういう裕にいちゃんの声はかぼそかった。
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裕「違うねん…ここまでやるつもりやなかったんや…」
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きゅうにあせりはじめる。
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なんかにおびえてるようにもみえた。
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す「裕にいちゃーん」
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すばにいちゃんの声がして、家の中に入ってくる足音が近づく。
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裕「お、おお…すばるか」
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す「なぁ、今日フロ入って帰るわ」
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裕「フロか…そうしいや」
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亮「よし、忠義。一緒に入ろうや」
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すると、裕にいちゃんがあわてていった。
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裕「い、いや今日は俺が一緒にはいる。な、忠義?」
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忠「う、うん」
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いそいでおふろに連れて行かれた。
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裕「はぁ…あぶねー。痣がみつかるとこやった。」
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そういえば、裕にいちゃんとおふろに入るの初めて。
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僕は自分であらおうとした。
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裕「俺がやったるわ」
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優しく頭を洗ってくれる。
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流すときも、顔にかからないようにしてくれた。
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裕にいちゃん…
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めっちゃやさしい。
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裕「よいしょ」
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湯船にだっこしていれてくれた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もぇ(プロフ) - コメントありがとうございました。続編もどうぞよろしく(^^ゞ (2012年7月19日 13時) (
レス) id: de09efb478 (このIDを非表示/違反報告)
もぇ(プロフ) - コメントありがとうございます！！これからもがんばりますんで(^^ゞ (2012年7月8日 13時) (レス) id: de09efb478 (このIDを非表示/違反報告)
琉己 - ちび忠義、可愛いすぎます!!これからも更新頑張ってください！応援しています(*´▽ `*) (2012年6月28日 23時) (レス) id: c375359aec (このIDを非表示/違反報告)
♪まゆ♪ - はじめましてm(_ _)mこの小説を始めて読んだのですが泣いちゃいました(笑)どれだけ作者さん文才が優れているんですか!!これからも更新頑張って下さい(*^_^*) (2012年6月12日 21時) (携帯から) (レス) id: b9eee01183 (このIDを非表示/違反報告)
栄斗 - 雛ちゃん…ガキはないでしょぅ(笑)あっ頑張って下さいね(*^□^*)楽しみにしています^^ (2012年6月9日 18時) (携帯から) (レス) id: 30be168c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぇすと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7553/
作成日時：2012年5月14日 14時
