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村上サイド
正直、驚いた。
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こんなちっこいガキの口からそんな言葉が発せられるなんて。
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村「なんで死にたいって思ったん?」
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しかし、忠義はその質問には答えず、はっと顔をあげると言った。
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忠「先生、僕もう元気になったよ。だからこっから出してっ」
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村「元気なわけないやろ。ほら、部屋に戻れよ。もうちょっとしたら注射の時間やぞ」
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忠「嫌や…出してよっ…家に帰らせて」
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もしかして、注射が嫌なんかな。
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それで、さっきもあんなこと言ったんかな…
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村「大丈夫や、痛くないようにやったるから」
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せやけど、忠義は首を振った。
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村「じゃあなんで病院が嫌やねん」
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忠「…お金かかるから」
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村「金?」
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忠「兄ちゃんに辛いおもいしてほしくないから…」
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…なんてガキや。
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お金のことなんか心配して。
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俺は忠義の肩を抱いた。
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村「それは違うで。忠義がつらそうやと、兄ちゃんたちは辛い。ましてやお前が死んだら、辛いし悲しむで。忠義が元気になること。それが兄ちゃんたちの幸せなんや」
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忠「ぼくが元気になれば、兄ちゃんは幸せ…」
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村「そうやで。やから、部屋に戻ろうな」
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忠「うん。」
ラッキーアイテム
革ベルト
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もぇ(プロフ) - コメントありがとうございました。続編もどうぞよろしく(^^ゞ (2012年7月19日 13時) (
レス) id: de09efb478 (このIDを非表示/違反報告)
もぇ(プロフ) - コメントありがとうございます！！これからもがんばりますんで(^^ゞ (2012年7月8日 13時) (レス) id: de09efb478 (このIDを非表示/違反報告)
琉己 - ちび忠義、可愛いすぎます!!これからも更新頑張ってください！応援しています(*´▽ `*) (2012年6月28日 23時) (レス) id: c375359aec (このIDを非表示/違反報告)
♪まゆ♪ - はじめましてm(_ _)mこの小説を始めて読んだのですが泣いちゃいました(笑)どれだけ作者さん文才が優れているんですか!!これからも更新頑張って下さい(*^_^*) (2012年6月12日 21時) (携帯から) (レス) id: b9eee01183 (このIDを非表示/違反報告)
栄斗 - 雛ちゃん…ガキはないでしょぅ(笑)あっ頑張って下さいね(*^□^*)楽しみにしています^^ (2012年6月9日 18時) (携帯から) (レス) id: 30be168c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うぇすと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/7553/
作成日時：2012年5月14日 14時
