検索窓
今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:41,600 hit

織田作と彼女さん ページ33

ギィっと扉の開く音がして誰が階段を降りてくる

階段の方に目を向けると見知った顔で、私の友人の織田作だった


織田「何だ、Aだけか?珍しいな」


『そうね、織田作と二人で飲むのは初めてよね』


織田「そうだな。

所で、太宰は如何したんだ?」


私の隣に座り、何時もと同じお酒をマスターに頼む


『あまりにも書類を溜めすぎてるから、終わるまで帰らないって云って出てきたの』


織田「それは太宰の自業自得だな」


『でしょう?なのに私に手伝わせようとするのよ。

元は自分が悪いのに』


治が任務でいない時とか私が少しやってあげてるぐらいなのに


織田「幹部の補佐は大変だな」


『本当よ。もっとちゃんとしてくれればいいのに』









織田作に仕事の愚痴を云っていたら、予想以上に飲んでいたらしく、頭がふわふわする


『ぅ、あたまふわふわする』


織田「飲みすぎだ。帰るぞ」


織田作に腕を引かれて椅子から立ち上がるがしっかりと歩けない


転びそうになった所を織田作に抱えてもらう


『ありがと、ひゃ、』


織田「マスター、また来る」


そう云い、私を背負いながらマスターに挨拶をし、階段を上って行く


歩く度に揺れる振動が私を睡魔に誘う


『織田作、いつも、ありがとうね』

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤猫 | 作成日時:2018年6月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。