織田作と彼女さん ページ33
ギィっと扉の開く音がして誰が階段を降りてくる
階段の方に目を向けると見知った顔で、私の友人の織田作だった
織田「何だ、Aだけか?珍しいな」
『そうね、織田作と二人で飲むのは初めてよね』
織田「そうだな。
所で、太宰は如何したんだ?」
私の隣に座り、何時もと同じお酒をマスターに頼む
『あまりにも書類を溜めすぎてるから、終わるまで帰らないって云って出てきたの』
織田「それは太宰の自業自得だな」
『でしょう?なのに私に手伝わせようとするのよ。
元は自分が悪いのに』
治が任務でいない時とか私が少しやってあげてるぐらいなのに
織田「幹部の補佐は大変だな」
『本当よ。もっとちゃんとしてくれればいいのに』
織田作に仕事の愚痴を云っていたら、予想以上に飲んでいたらしく、頭がふわふわする
『ぅ、あたまふわふわする』
織田「飲みすぎだ。帰るぞ」
織田作に腕を引かれて椅子から立ち上がるがしっかりと歩けない
転びそうになった所を織田作に抱えてもらう
『ありがと、ひゃ、』
織田「マスター、また来る」
そう云い、私を背負いながらマスターに挨拶をし、階段を上って行く
歩く度に揺れる振動が私を睡魔に誘う
『織田作、いつも、ありがとうね』
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作者名:赤猫 | 作成日時:2018年6月8日 0時