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百噺 ページ1
異能力の特異点
複数の異能力が干渉しあった結果、ごく稀に全く予想しなかった方向に能力が暴走すること
坂口「今の話は、本当は話してはいけないことになっています。
我々が会っていることも、内務省の上層部に知られたら大問題になります。
僕も当面は姿を隠さなくては」
治がそれを聞いて安吾を見た
そして微笑みながら云った
太宰「おやおや。まるで自分が生きてここから出られるみたいな口ぶりだね、安吾」
空気が凍り付いた
安吾の顔から表情が静かに遠のいていった
治はまだ微笑んでいる
太宰「だってそうだろう?
謎に包まれた秘密異能機関。
神出鬼没で、国内のあらゆる異能犯罪組織を震え上がらせる親和的存在。
その一員が目の前にいるんだ。
吐かせたい情報のリストは辞書よりも分厚くなるよ。違うかい?」
『やめて、治。
ここを戦場にする気?』
安吾は微動だにしなかった
曖昧な笑の形のまま表情が凍りついていた
視線はピンで留められたみたいに治に向けられていた
坂口「僕のせいですね」
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作者名:赤猫 | 作成日時:2018年6月8日 0時