count47 ページ47
時は経ち、3年後。
A「ほーら早く食べて学校行きなさい!」
中野凜音「はーい。」
三上悠人「ねぶ…。」
佐々木一哉「A朝から声でけーよ。」
_ゴッ!
佐々木一哉「…っい!(泣)」
万次郎「一哉…A『さん』な?」
A「朝からいい音ねー、一哉!ははは!」
葛城憲人「マイキーさん、Aさん、おはようございます。」
万次郎「お、憲人おはよー。」
A「憲人が礼儀正しく挨拶なんて…今日雪でも降るのかもしや?」
君津メイ「昨日マイキーさんにメタクソ怒られたのバレバレよ憲人。…おはよーAさん。」
A「メイおはよ。…そーゆーことね(笑)」
私は今、万次郎君の施設「りあらいず」の職員として働いている。
大学の卒論テーマに、“りあらいず”のような施設が今後どのように地域経済に影響を与えていくか、を取り上げ、いろいろ密着しているうちに、ここの子どもたちとも仲良くなったこともあり、自然と働きたいと思うようになったのだ。
彩希「しゃけみっちー!」
武道「だからたーけーみーちー!彩希もう一回言ってみ!」
彩希「しゃけみち!」
万次郎「…彩希が言うなら今日からタケミっちはしゃけみっちだな!」
佐々木一哉「んじゃ、しゃけみっち、行ってきまーす。」
武道「ちょ…待て一哉!!…マイキー君なんで俺のことでは怒らないんすか!」
万次郎「…それよりお前ら学校遅れるぞー?急げよー?」
武道「…無視!?」
_「行ってきまーす!」
「りあらいず」立ち上げ当初から、いろんな理由でここに預けられる子どもたちがいた。
こんな風に話せるようになるまで、それぞれの時間がかかった。
でもみんな、万次郎君と話すと、不思議とコミュニケーションをとるようになった。
私も仕事をしながら彩希を看ることができるし、子どもたちも彩希と遊んでくれるので、何かと助かっている。
武道「…はぁ。俺ってめっちゃナメられてますよね。」
武道君は雑な扱いをされてる?けれど、庭木の手入れや万次郎君が苦手な雑務を一生懸命こなしている。子どもたちの、いつかの思春期に、きっと良き相談相手になるんじゃないかな。
彩希「おとーたん、きょうくる?」
A「そうだねぇ。お迎えにくる予定だから、それまで良い子にして待っていようね。」
彩希「うん!しゃけみちとあとぶ!」
武道「彩希…!やっとあいつら学校行ったんだからちょっと休ませてくれ〜!!」
55人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miyuu | 作成日時:2022年1月21日 17時