GAME46 ページ6
ユズ「いいか、ツタを辿ってできるだけ中心を見極めたまえ」
手書きのマップとアンプルを手にしたユズさんは鮮明に行動組にマンイーターの殲滅方法を教示する
ユズ「行動組は必ず二人一組だよ、夜でも単独行動は避けろ」
アンヤ「おう」
ユズ「待機組はここを絶対に死守する。ボクは引き続き次の案を練ろう。カリリンとアスなんは僕の補佐、ひーみんは夕飯の支度、マキマキはぐっすり寝てくれ!」
そう言って与えられた担当は行動組よりも遥かに簡易なもの
その言葉に眉をひそめたアンヤくんはユズさんを指摘
アンヤ「...なんかそっちラクじゃね?」
ユズ「ソンナコトナイサ。あとは合言葉だが...」
図星をつかれカタコトに話すユズさんだったが、話を変えもうひとつの決め事を口にした
今回必要となる”鍵”
いい案が思い浮かばず後回しにしていたが辺りを見回した彼女がカリンちゃんを捉えるとニヤリと笑みを作った
ユズ「カリリンを合言葉にしよう、みんななにを連想する?」
アカツキ「顔面陥没」
ユズ「それはあっきー限定だな」
第一声がそれとはアカツキくんも中々だけれどそれをしたであろうカリンちゃんも流石と言うべきかしら
その後も癇癪持ちやヒビり、騒音などほとんど悪口ではないかというような言葉を並べていく
ユズ「いい感じだ、もっとないか?」
アカツキ「チキン」
アンヤ「ゴリラ」
ザクロ「ゴ...ゴリチキ」
カリン「ねえ、なにこれ腹立つわ...皆殺しにするわよ」
徐々にカリンちゃんの雲行きが怪しくなるそろそろ止めに入るべきかと頭を悩ませたところで、ヒミコちゃんがなにかを運んできてくれた
ヒミコ「み...みなさん...よかったらこれ、行く前にどうぞ」
そう言って差し出したトレーには人数分のプリンが乗っていた
そしてここで彼女と彼らの頭に一斉に過ぎったのはひとつの言葉
ユズ「採用だ!いいかみんな、一方が”カリン”と言ったらもう一方は”プリン”だ!」
「「「イエス・プリンプリン」」」
カリン「調教済みか!」
合言葉が決まった今_彼らはヒミコちゃんお手生のプリンで腹拵えをする
カイコク「...Aちゃん、食べるかい?」
その中で彼_カイコクさんだけは口にせずそれを差し出してきた
貴「?..カイコクさんは食べないんですか?」
カイコク「どうも甘いのが苦手でねえ...」
貴「そうなんですね...では有難くいただきます」
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作者名:ティア | 作成日時:2019年9月10日 13時