GAME08 ページ10
ﾊﾟｶ「皆様グッドーニン！今日から新学期ですね」
「「「......」」」
ﾊﾟｶ「おや、空気が悪いですねえ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
数時間前、パカから説明を受けた私たちは森を抜けた先のとある市街地に連れて来られた
こんな深い森の奥にこれほど大きな街が存在するとは思っておらず、驚いている私たちを余所に中心部にあるタワーへと歩を進める
ただ一つ不審に思うことがあった
タワーにたどり着くまでに私たち以外の気配が全くしなかったこと
普通の市街地なら一人ぐらいいても可笑しくないはずなのに
一体どうなってるの...
ﾊﾟｶ「着きました」
そんな疑問を抱えたままいつの間にか目的の場所に着いたらしく、通された場所は一つの教室
その中には私たち以外の5人の男女が座っていた
私たちを見て笑みを向ける者も入れば眉間にシワを寄せる者もいる
一先ず、待っていてくださいと言われたので空いてる席に座ることにした
私が座ったのはマスクをした彼の真後ろ
左隣にはカイコクさんが腰を下ろした
彼＿入出アカツキくんと更屋敷カリンちゃんは左前の方に着席した
そして待つこと数分、パカの挨拶へと戻るのである
ﾊﾟｶ「それではまず、これから苦楽を共にする仲間の自己紹介と参りましょう。窓側から順にお名前と得意なゲームジャンルを」
唐突に自己紹介をしますと言われ、不穏だった空気がさらに濃くなる中、その空気に反するように受け入れ名乗り始めた一人
ｱｶﾂｷ「はじめまして、入出アカツキです！得意なゲームは脱出ゲーム!!自然と旅行と肉球全般が大好きです!!」
ｶﾘﾝ「ノリノリか！」
ﾄﾞｽｯっという音と共にカリンちゃんのパンチを背中で食らったアカツキくんは、そのまま机に突っ伏し小刻みに震えていた
相当効いたらしく、声も少しばかり掠れている
ｱｶﾂｷ「せ...先生が元気よくって...」
ｶﾘﾝ「あんた危機感ってもんがないの!?私たちこいつに誘拐されてるのよ！しかもこんな薄気味悪いところに...」
チラリと見たカリンちゃんの目線の先には、右後ろに置いてある一輪の花が添えられた白い花瓶
明らかに異質な空気を放つそれが何を指しているかは分からない
ﾊﾟｶ「入出様はなんと、第1ステージの瞬間閲覧者数をトップでクリアされております。優秀者にはクリア後に追加ボーナスがありますから、どうか奮ってご参加ください。それではお隣へ」
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ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (
レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです！更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティア | 作成日時：2019年8月18日 12時
