GAME21 ページ23
パカ「おや珍しい、こちらは”パカメラ”でございます」
貴「パカメラ?」
パカ「13番街の至るところに生息する撮影ロボットで、目がレンズになっております」
パカメラの目を覗き込むと確かにレンズなっておりカシャリと音を立てる
パカ「こちらはサブカメラになりますので、屋外以外でも撮影が可能です。もちろん追尾機能もございます」
アカツキ「カメラ!?これカメラですか!?」
パカ「手触りや見た目にもこだわっております。そう...まるでいつも傍にワタクシが...」
アンヤ「潰せ」
含みのある言い方にアンヤくんたちの顔が強張る中、アカツキくんたちの手から離れたパカメラがカリンちゃんの方へ歩み寄る
カリンちゃんの足元にすり寄ったパカメラは上を見つめてじっとしている
けどあの角度だと確実にスカートの中見えるんじゃあ...
パカ「なかなか人に慣れない生物なので、こうして寄ってくるのは珍しいですよ。平常はストーキングと盗撮を好むので」
その直後にカリンちゃんのスカートの中を連写し始めたパカメラ
案の定、カリンちゃんに踏み潰されたパカメラはフェ〜と鳴いていた
その様子に自業自得だと苦笑していると、足元にふわりとした感触がし下を向いてみれば、いつの間にか現れたもう一体のパカメラが私のスカートの中を覗こうとしていた
貴「...見たい?」
キュイィィ
スカートの裾を持ちながら少しずつ上に持ち上げる
近くにいたザクロくんやヒミコちゃんが顔を赤らめる中、パカメラも少しずつ近寄りシャッターを切ろうとした瞬間、カリンちゃんの足によって蹴り飛ばされた
貴「あら」
カリン「なっ何してるんですか//!」
貴「つい、ね?」
カリン「ついじゃないですよ!気を付けてください!」
貴「フフッ..ごめんなさい」
見えるか見えないかのギリギリのラインまで上げた裾を手放し周りを見渡せば、カリンちゃんたちの頬が少し赤らんでいた
少し刺激が強すぎたかしら...
カイコク「なんでェ、見えなかったか」
貴「見たかったんですか?」
カイコク「ああ、見たかったねえ」
貴「クスッ...そう簡単には見せませんよ?」
一人だけがっかりした様子のカイコクさんに人差し指を口に当てそう返すと、一瞬目を見開き直ぐにいつもの笑みを浮かべた
カイコク「望むところでェ」
アンヤ「なんて会話してんだ!」
187人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます!頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです!更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ティア | 作成日時:2019年8月18日 12時