GAME14 ｰ2STAGE- ページ16
ﾊﾟｶ[第2ステージ”取り換え”こっくりさん開始でございます]
そうして始まった第2ステージ
今回の実況メンバーはアカツキくん、カリンちゃん、アンヤくん、ザクロくんの4人
アカツキくん以外、パカの作ったくじで見事当たりを引いた3人は怪訝な顔をしながらゲームに参加していった
今回のゲームはこっくりさんの願いを叶えて”01染色体”を手に入れること
開始早々、アンヤくんが参加しようとしないため少々揉めているようだったが、アカツキくんが彼の分のピーマンを食べるという条件で何とか始められそうだ
その光景をモニター越しで見守る
あの後、待機組の私たちが連れてこれられたのは別室に用意されたシアタールーム
ここから各ステージの中継を鑑賞できるようになっており、不参加でもステージの様子が確認出来る
ﾊﾟｶ「フフ、ようやく開幕ですねぇ」
そう言って後ろから姿を現したパカは楽しそうにモニターを見つめている
ﾕｽﾞ「まあ、”たたり姫”が向こう側で良かったじゃないか」
ｶｲｺｸ「なんでえたたり姫って」
貴「彼女の通り名ですよね？」
実況の世界では裏の通り名がつけられることが稀にある
カリンちゃんもその一人でたたり姫という名が付けられている
ﾕｽﾞ「ああ、オカルトものはかなり精通してるはずだよ」
ｶｲｺｸ「...その割に半べそかいてねェか」
隣に座るカイコクさんの言葉にモニターを見れば、顔を青ざめ今にも泣き出しそうなカリンちゃんの姿が映っていた
その様子に大丈夫だろうかと心配していると、いつの間にか背後に回っていたパカが口を開いた
ﾊﾟｶ「確かに、得意ジャンルに当たったほうがクリアの確率はあがります。ただ、閲覧者様が望むのは必ずしも堅実で安全なプレイだけではございません。ときには予想もつかない、エキセントリックな行動が人の心をつかむこともあるかと」
意味深な発言をしたパカを見やればじっとモニターを見つめている
映し出されている映像にはアップのアカツキくん
エキセントリックな行動とは恐らく、第一ステージで見せたパン太郎との和解
ユズさんもカイコクさんもパカへ怪しげな眼差しを送っている
一方で通路を挟んだ反対側に座っているヒミコちゃんは不安そうな表情でモニターを見つめ、マキノくんは変わらず寝ていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 187人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (
レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです！更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ティア | 作成日時：2019年8月18日 12時
