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@みゆきサイド
ひとまず、千春を部屋の外へと追い出し、リビングへ行く。
み「千春、何か飲む?」
さっきからずっと、リビングを行ったり来たりしている千春に声をかける。
千「あ、うん。あっでも....」
み「ちーはーるー!」
千「ん?あ、何?姉ちゃん」
み「何か飲む?」
千「あ、いや、いい。」
み「そ。じゃあ、私もいいや。」
さあ、座って! と千春をソファに促し、私もその隣に座る。
千「どうしたんだよ、姉ちゃん」
千「なんか、ずっとニコニコしてこっち見られてると気持ちわりぃ」
み「はぁ。」
千「今度は、ため息なんかついてどうしたんだよ?」
み「千春が反抗期ねぇ....(´Д`)ハァ…」
千「はあっ!? 反抗期って、俺が?いつ、どのタイミングで?」
み「最近、反抗期なんでしょ?」
千「は、なんだよそれ?マジ、意味わかんないんだけど! つーかそれ、誰情報だよ?!」
み「Aちゃん情報に決まってる!」
千「決まってる・・・って はぁ。なんだよそれ?ってか、なんでAが?」
み「Aちゃん言ってたよ〜?最近、千春が無視するって」
千「・・・・」
み「あれれ〜?黙っちゃった。ってことは、図星?」
千「」
み「それは、一体なぜ??」
千「・・・・・脅されてる....」
み「え?・・・誰が、誰に?」
千「俺が、___クラスの女子に....」
み「ちょっと!千春!!なんでもっとはやく姉ちゃんに相談しないのよ!!?」
千「だって、姉ちゃんにいったら、Aにバレるかと思って.....」
み「(´・ω・`)」
千「(m´・ω・`)m ゴメン…」
み「それで?千春はなんで脅されてるのよ?」
千「・・・・」
み「ちゃんと、話して!姉ちゃん、Aちゃんには絶対に言わないって約束するから!ね?」
千「ほんと?」
み「ほんと!だから、全部話して、千春」
千「う....ん。」
私は、不安そうな声をだす、千春をぎゅっと抱きしめる。
普段は、強気でふるまってるけど、まだまだ子供。
誰にも、頼れなかったのね。ごめんね千春。
もう、大丈夫だよ。姉ちゃんが、千春もAちゃんも守ってみせるからね。
肩を震わせながら、必死にしがみついてくる、千春の背中をそっと優しくさすってやる。
み「落ち着いてからでいいからね。姉ちゃん、ずっと待ってるから....」
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作者名:シャラルー☆ | 作成日時:2017年3月25日 15時