日常[11] -雲雀 桃- ページ11
律華がため息をついた。
「救急車、おかわりね」
「肘鉄だよ。平気平気」
「白目剥いて、泡吹いてるからね、そいつ」
ん？、と思い、そいつの髪を引っ張り顔を上げさせみる。
「………本当だ。うわぁ、汚っ」
「誰のせいでこうなったと思ってんの。ほら、アンタはもう帰りなさい」
「今から、書類とデートだから、帰宅は出来ない」
「良かったわね」
「良くない。暴れたりないもん」
ちらりと、律華を見た。私と一線交えてって。
だけど、
「疲れるから、嫌よ」
相手にされることなく、一刀両断されてしまった。
「つまんないなぁ。帰るよ」
私がそう言うと、律華は手を振りかざして、早く行けと合図をだした。
†
応接室に帰ると、草壁が私を待っていた。
オールバックの黒髪を引っ提げた彼は、私を見るなり、丁寧におじぎをする。
「お勤め、ご苦労様です」
「どうも。草壁も見回り、ご苦労様。後はこれ見て帰るだけだから。草壁は先に帰って？」
「分かりました」
紙をピラピラと翳すと、草壁は微かに眉を動かした。そんなに鶫が嫌いなんだ…。
この紙は、鶫の反省書。なんだかんだで放課後に回してしまった。
草壁を見送り、扉が閉まると、反省書に目を写す。
綺麗な字で、いかにも反省しているような文を書いている。こんなこと、思ってもいないだろうに。
一番最後まで読みきると、一番下の余白になにか書いてあるのに気付いた。
走り書きしてある。私は目を見開いた。
『今日、母親いないだろ？家に居たくないなら、俺ん家来るか？』
………なんでも、お見通しって訳かぁ。
私はそこを消ゴムで消して、風紀委員で管理しているファイルに閉じた。
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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妙子(プロフ) - 紅うさぎさん» ありがとね☆ (2014年5月14日 14時) (
レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - 妙子さん» 世辞なんかじゃないですよぅ(笑) (2014年5月14日 13時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 紅うさぎさん» ありがとう♪お世辞でも嬉しいゎ☆ (2014年5月14日 11時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - amitiaさん» 山本の息子ww 次世代ファミリー、気に入ってます(笑) (2014年5月13日 18時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
amitia(プロフ) - 紅うさぎさん» 山本の息子!!次世代かっこいいです！ (2014年5月13日 18時) (レス) id: ec0b8bdd4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2014年5月7日 18時
