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「サボっちゃおっか」
「ばーか、なっちろいっつもサボってるじゃん」
「否定できねぇ……」


校舎にもたれて二人で座り込んだ。空気を読まずに鳴り響くチャイムに無視を決め込み、彼は口を開いた。何を言うかと思えば、それは突拍子もなく。


「とりっくおあとりーと」
「は?ハロウィンまだじゃん、何言って……」
「知ってる。持ってないよね、悪戯ね」


そう言って強引に私の手を引いて、しゃがむ。擽られるかな、なんて呑気な事を考えていれば、ふと手に温い感触。そこには彼の、少し不健康気味な唇が触れた。
混乱して、何がなんだか。
もう良く覚えていない。


「お姫様、迎えにあがりました」
「は、ちょ、何してんの…!?」


不敵に微笑んだ彼の笑顔に、一際目立った鼓動が鼓膜へと伝わってきたような気がした。
そんな彼の耳の先は、寒さの所為なのか、はたまた照れ隠しなのか。

きっと寒さの所為。だって彼は私の本当の“おうじさま”だから。
またあの昔のような、凛々しい笑顔で、私の手をとってくれたのだから。


────


初めまして、椎名です。
初めに、更新遅れてすみませんでした…!
関係者の方々、そして読んで下さっている読者様がもしいらっしゃいましたらこの場を借りて謝罪させて下さい。本当に申し訳ありません。


最終的にはよく分からないお話となってしまいしたが、ハロウィン要素は無理やりねじ込んだ形です申し訳ないです。
Aさんは前半部分でなにも思わないなどと供述してますが照れ隠しだと思っていただければ。そこに深い意味はありませんが誤解と取られるかなぁと。


前の方々の素晴らしいお話と謎のプレッシャーリレーに既にライフはゼロですが、次はあの!!春音さんです!!
きっと素晴らしいお話を書いて下さるんだろうと期待してます。


迷惑を掛けてはしまいましたが、このような企画に参加させていただきありがとうございました。
楽しかったです。

2016.10.28 椎名淡音

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瑠璃?(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます。 とても素敵な作品ばかりで尊敬します……!  春音さんのお話に出てきた先輩は弟の姉さんでしょうか? 合ってたらお友達d)) ……これから更新されるお話も楽しみにしてます! (2016年10月29日 9時) (レス) id: 72272aaac8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:参加者の皆様 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2016年10月19日 13時

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