HERO part11

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(北山side)






Aの誕生日を前に

俺はあるところへ来ていた






「こちらでございます」






目の前に出された小さなソレは

俺にとっての一大決心の表れでもある








北「…じゃ、これで。
お願いします」


「はい、かしこまりました」







前に渡した物とは

デザインも違うし、

値段も… 笑








たくさん見て、

たくさん悩んで、

これだ！と思えたモノ







大事に包まれたソレを

俺はドキドキしながら受け取って

Aの顔を思い浮かべた







喜んでくれっかな…






俺が計画してる事とはいえ、

今から緊張してしまう。









Aの誕生日当日まで、

俺は緊張を隠しながら

普段通りに生活をしてたつもり 笑







土曜日の夜に

Aの家にお邪魔して。



日曜日、

Aが見たがってた映画を

昼間に見に行って、

寒さに負けて早めにデートを切り上げ、

買い物をしてAの家に帰った 笑









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