La dolce vita 8

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(北山side)




潰れたニカと

まだしっかりしてる宮田を

リビングに適当に寝かせる事にして

Aと寝室に行った





2人で並んでベッドに入れば

終始楽しそうだったAは

お酒が入ってるからか

眠たそうに、くっついてくる





「今日はありがとな。疲れただろ？」


『んーん、楽しかったよ？』


「そ？俺ら明日はゆっくりだから」


『ん、じゃぁ…ゆっくり、寝れるね』




腕を伸ばせば頭を乗せて

擦り寄ってくるA




目はほとんど開いてないし

話し方も眠たそうなのに

俺の胸元をきゅ、と掴んで

甘えてくる…




かわいい…





『…み、っくん…？』


「ん？どした？」




めちゃくちゃ眠たそうに、

いつもより数段甘い声で俺を呼ぶ





『起きても、居る…？』


「…うん、居るよ」





いつも、

寂しい思いさせてるんだな…



Aのひと言が全てを表して

俺の胸を締め付ける




酔わないと溢さない、

Aの本音…




久しぶりに聞くAの本音に

俺の腕の中で既に寝息を立ててるAを

優しく抱き締めて俺も目を閉じた




…明日の朝は

Aより早く目を覚まして

Aの寝顔を見ながら

起きるのを待ってみよう…





俺が隣に居ることで

Aの笑顔が見れるなら

俺はずっと隣に居よう…





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